ヤマハ旧車 空冷2気筒 4ストローク1サイクル SOHC GX & XS Heritage Special 破壊ブログ

ポイント式バッテリー点火・セル&キック併用式・リターン式6段変速・前後ディスクブレーキの旧いオートバイです。

GXエンジン復活への道程⑥

2023年01月05日 19時34分00秒 | ヤマハ GX
今日は昨日の続きをやりますd( ̄  ̄)



このGXの系統のエンジンはA.C.ゼネレータの配線の出口からオイル漏れする弱点があります。
クランクケースの内側も外側もA.C.ゼネレータの配線の出口のグロメットに液状ガスケットをてんこ盛りにしておきます。





これでオイル漏れは無いでしょうψ(`∇´)ψ
クランクケースカバーを取り付けて配線も取り付けます。







A.C.ゼネレータの配線の出口は液状ガスケットで完璧です(`_´)ゞ
次はカムシャフトです。
1番シリンダーを上死点に合わせます。



カムシャフトのピンが真上になる様にカムシャフトを回転させて調整します。


サービスマニュアル指定の角度でカムスプロケットを取り付けます。
カムチェーンをカムスプロケットに嵌めたらカムチェーンガイドとカムチェーンテンショナを取り付けます。
カムチェーンガイドは新品のストックがあったので使う事にしました\(^o^)/



新旧のカムチェーンガイドを比較してみると…



形が全然違います:(;゙゚'ω゚'):
折れる寸前だった様です( ̄▽ ̄;)
新品のカムチェーンガイドをストックしておいて良かったです(・・;)
カムチェーンガイドを取り付けたらカムチェーンテンショナを取り付けます。
カムチェーンテンショナのスリーブを指で奥まで押し込んで、スリーブが出て来ない様にピンポンチでロックして規定トルクで取り付けます。


出来ました\(^o^)/
シリンダーヘッドカバーを仮組みしてみると…
シリンダーヘッドカバーをシリンダーヘッドに被せるとガタガタします∑(゚Д゚)
フロント側のカムチェーンガイドがキチンと挿入されていなかった様です。
一度カムチェーンガイドを取り外して再び挿入します。
順序としては合っていますが、リヤ側のカムチェーンガイドとカムチェーンテンショナとを先に取り付けるとカムチェーンが張る為、フロント側のカムチェーンガイドの挿入が難しくなるのできちんとした位置に挿入しないとダメな様です(・・;)

Before


After


上手く挿入出来ました(^^)
それでもシリンダーヘッドカバーはガタガタします(・_・;
今度はクランクを少しずつ回しながら蓋を閉めて行くとピッタリと閉まるポジションに嵌りました\(^o^)/
カムシャフトとタコメーターのドリブンギヤが上手く噛み合って無かったのでしょうか(・・;)
これでもうシリンダーヘッドカバーを組み付けて大丈夫でしょうd( ̄  ̄)
液状ガスケットを薄く塗ってシリンダーヘッドカバーを規定トルクで締め付けます。






締まりました\(^o^)/
勿論クラッチプッシュロッドやシフトペダル、ドライブアクスルのオイルシールは全て新品に交換済みですd( ̄  ̄)



スレッドコンパウンドを塗ったスタッドボルトをダブルナット法で取り付けます。



ふとオーバーホール作業を思い返してみると、各ボルトの締結順番・締結トルクが頭に入っています∑(゚Д゚)
今ならGXやXSのエンジンならクランクケースやシリンダー、シリンダーヘッド等の面が綺麗に出ていてその他にトラブルも無ければ全バラからでも1時間ぐらいあれば組み立てられそうです。
シリンダーにピストンがすんなり入ればもっと短縮出来るかも知れませんd( ̄  ̄)
今日はジェネレータの配線出口の液状ガスケット盛りに10分ぐらい掛かるトラブルがありましたが…(・・;)
残りの作業は後日時間が出来たらやる事にします(`_´)ゞ