パワーのあるエッセイ

２０１１年１０月１１日（火）

今日は、エッセイサークルの勉強会。
今日は、豪華だったよ～・・・、おやつが。
Ｓ氏のおみやげなんだけれど、スイスチョコとクッキーだから、
ヨーロッパだよね。８０歳になったＳ氏、本当にお元気に海外を
飛び回っていらっしゃる。

ウィステのエッセイは、土曜日の同人誌の集いでみなさんも先生も
聞いたはずの、
「なんとかしてエッセイの良い点を探し出して、誉める合評」という言葉も
空しく、あ～、今月も駄目駄目でした・・。（＞_＜）

今月印象深かったのは、Ｉさんのエッセイ。
Ｉさんは、高齢者の手助けのためのＮＰＯ法人を立ち上げたことのある方で、
その活動の際、ほんの少し利用料を頂いて、ＮＰＯへの手数料を引いた後、
活動した方へお支払いするのだそうだけれど、そのわずかな利用料を
ごまかす人がいたという話。例えば、３時間活動し利用者から料金を頂いたのに、
ＮＰＯには２時間と報告して、差額をとってしまうというやり方。
ＮＰＯ法人だもの、差額といっても一回数百円じゃないかな・・。
ボランティアをして、その活動料金をごまかす・・・。
人の本性ってなんなんだろうと考えさせられてしまう話だなあ・・。

Ｉさんは、伝票のチェック方法を反省しながら、他方、その方を呼んで、
伝票を見せながら、
「不透明なお金の動きがあるとＮＰＯ法人全体が困るし、あなたも辞めて
もらわなくてはならない」と諭したそうだ。
その際、以前知り合いに言われた、
「正しいことを言うときは、よくよく気をつけなさい」という言葉を思い出し
ながら丁寧に・・と。

組織を守り、運営を正す、静かな修羅場だなあ・・。
生き方を考えさせられるパワーのあるエッセイでした。（＾＾）

それにしても、今日見えるはずの見学者の方、いらっしゃらなかった。
これで二人連続、振られたよ。
こんなふうに心を打つエッセイを読めたり、ご自分で書けたりする良いサークル
なんだけれどなあ。新人さん、いらっしゃ～い。