「彼女」

２０１１年１０月３０日（日）


昨日の認知症サポーター講座で、加齢による物忘れと認知症の話が
印象深かったなあ。
そういえば、ウィステの物忘れについてのエッセイがあったっけ・・。
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「彼女」
　ガソリンを入れようと、メインストリートのガソリンスタンドに行って、
「ガソリンを満タンに。それと、車のワックス洗車をお願い」
　と、頼んで車を降り、スタンド中央の事務所の中へ入っていった。
　そこには、数人の先客がテーブルを囲んだ椅子に座っていて、その一番奥の
テーブルの席に、彼女がいた。目があって、笑顔を交わし、私は、彼女の側へと寄っていった。
「久しぶりね。いつ以来だったかしらね。その後、腰の具合はいかが。
お母さんの様子は、どう・・」
　と、話しかけながら、彼女の隣に座り、私たちは、近況を話し始めた・。
　ああ、でも、そう、あれなのよ・・・
　名前が、出てこない・・・え～っと・・。
　いえ、ちゃんと分かってるのよ、誰だかは・・。
　メインストリートの向こうの・・・
　ダンスのサークルを何年か前に辞めた・・・。
　一緒に役員やって、ほら大変な年で、苦労したよね、お互いに・・・。
　と、そこまで分かっていて、名前だけが出てこない。
　さりげなく会話を続けながらも、いまさら名前を聞くわけにもいかず、
名前が分からないことがばれないようにと、私の胸の内は、落ち着かなさでいっぱいになった。
「ごめんなさい。あなたのお名前、度忘れしてしまって、出てこないの」
　と、さらっと言えるようになったら、どんなにいいだろう。この会話も、
もっともっと楽しめるのに、・・・。
　幸い、この胸に引っかかった思いは気付かれることなく、彼女は、自分の車の
洗車が終わると、
「それじゃ、又ね」
　と、出ていった。
「今度会う時には、きっと名前を思い出すからね」
　と、心の中で約束しながら、私は、軽く頭を下げた。
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え～っと、この程度なら、まだまだ大丈夫だと、自信が持てた講演でした・・。（＾＾；）

今日は、ダンスの自主練会に行ってきた。
「良い汗をかきましょう」って黒板に書いてある。
は～い、良い汗、いっぱいかきました～。（＾＾）
先輩たちにも、左足の使い方についていろいろアドバイスして貰ったよ。
ただ、ウィステの耳から足までが・・・情報伝達速度が遅いんだよ・・。
右の耳から入って、左の耳へ抜ける分もある・・情報伝達効率の悪さも・・。
いえ、いえ、いえ、・・・せっかく頂いたアドバイス、身につけなくっちゃ。
３０回も、４０回も練習するんだよと言われ、まだ２回、よ～っし、もう１回～♪（＾＾）