ぶらつくらずべりい

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短歌人4月号「時の鐘」伊藤冨美代、4月の扉

2011-04-04 05:56:33 | 平成23年短歌人誌より
桜みち落葉おほかた払はれて垣根をくぐる猫の尾が見ゆ

桜の落ち葉は大量に積もるのだろう。(桜は咲いている時しか見ないから分からない)その落ち葉が払われたら猫の尾が垣根をくぐるのが見えた。ただそれだけだが、時間や季節の経過を感じると共に「猫の尾」には捕らえきれず過ぎる寂しさをも感じる。