ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

短歌人4月号「懲りずに」関根忠幹、同人2

2011-04-06 05:57:27 | 平成23年短歌人誌より
自転車に二人乗りして走る春君の乳房が軽く背を押す

青春歌のような爽やかなエロチシズム。乳房が背に当たるのではなく、「背を押す」のだ。まさに気持ちが弾んだのだろう。「春」もまたピッタリの季節だ。

四十年以上も添えばそれはもう不作にあらず不毛であるぞ

この一首が先に出てくるのがまたいい。