サバンナを駆け抜けること遠くだけ見ていることがあなたの総て
声のこる夜は体を置いてゆく夢に牡鹿のきみ撫でにゆく
声がいつまでも脳裏に残っていることがある。ある意味で声は触れない器官に触れている。だからこそ、夢に見られる。「ゆく」が決意を表しているように感じた。
声がいつまでも脳裏に残っていることがある。ある意味で声は触れない器官に触れている。だからこそ、夢に見られる。「ゆく」が決意を表しているように感じた。
泣きやまぬ子がうるさいのか子を打てるわれが醜いのか人立ち止まる
立ち止まる人達の視線に気が付いてしまう冷静さ。私もよく子を叱るが必死で他人の視線にまで配慮する余裕はない。作者は人一倍、気にしてしまうタイプだ。 それは歌集にいくつも見られる。
立ち止まる人達の視線に気が付いてしまう冷静さ。私もよく子を叱るが必死で他人の視線にまで配慮する余裕はない。作者は人一倍、気にしてしまうタイプだ。 それは歌集にいくつも見られる。