短歌人5月号「会員2」有朋さやか 2011-05-29 04:52:48 | 平成23年短歌人誌より 足という荷物をのせて沖へゆく靴はしずかな船かもしれぬ 本当は身体全部、運んでいるが足だけで見ると船に見える。その見立てが詩である。結びの「かもしれぬ」も余韻を感じた。
大橋麻衣子「シャウト」一番最後の名前 2011-05-29 04:52:11 | クンストカンマー(美術収集室)短歌 仰向けに寝かされたことを終えにけり一度(ひとたび)も目を合わすことなく 一度も目を合わせずにするセックス。そもそも必要なのだろうか。多分、何かを維持するためには必要だったのだ。セックスそのものが。大人は悲しい。