ぶらつくらずべりい

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阪森郁代「ランボオ連れて風の中」天動説をうべなふごとく

2012-10-07 04:41:47 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
地平線くはへて空に翻る麦野のつばめ光を反す

「地平線くはへて」という大きな把握。これは神の視線ではないか。俯瞰して見ているように思える。この鳥と昨日の一首の鳥は同じだろうか。光を待っていた鳥が遂に光を得た。そして空に翻ったのだ。