動く山とほくに見つつ確かなる位置を占めくる昼のさびしさ
動くはずのない山が動き、さびしさという動きやすいものが確かな位置を占める。私の見ている世界とは違う作者の見ている世界がある。その世界では事実なのだ。動く山の遠さ、それと反比例するように確かな位置を占めくる昼のさびしさ。私もこの一首を読みながら作者の見ている世界に少しだけ触れた。
動くはずのない山が動き、さびしさという動きやすいものが確かな位置を占める。私の見ている世界とは違う作者の見ている世界がある。その世界では事実なのだ。動く山の遠さ、それと反比例するように確かな位置を占めくる昼のさびしさ。私もこの一首を読みながら作者の見ている世界に少しだけ触れた。