ぶらつくらずべりい

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阪森郁代「ランボオ連れて風の中」風抱く訪問者

2012-10-29 05:51:57 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
霜月の朝の翼はまぶしかりをりふし銀色(ぎん)のしづくを垂らす

この翼を持つ生物は鳥だ。とてつなく大きくて美しい。その鳥が霜月の朝にのみをりふし銀色のしづくを垂らす。作者の見ている世界はとても豊かで美しい。この鳥は私の前にもときどき姿を現すようになった。