フェンスから付けようかと最初は思っていたのですが、どうやらベンチから取り付けた方が良さそうなので
取敢えず間柱を主柱の時と同じように、束石の羽がガゼボの外側に来るようにして、柱の垂直を水平器で
見ながらまずビスで止めてからコーチスクリューで固定します。
この時、主柱の時と同様に間柱も転倒の危険が有るので控えをできれば建物の外側へ向けて取ってもらえれば、
ベンチの取付には、好都合ですが・・・なかなか場所がないのが現実かな?と思います。
後、絵には描いていませんが間柱に取り付けるベンチの受けは、立てる前に付けておく方が簡単です。
間柱にあけたホゾ穴に受材を叩き込んで柱と受材でできた隅っこ「入隅」から柱の方へ向けてビス止めします。
続いて受木の方杖を取付けますが、この時必ずサシガネとか三角定規で受木が間柱に対して直角になっているか
確認しながら取付けてください。基本的に方杖の先が45°に切れていれば垂直は、自ずと出てくるのですが
やはり、加工誤差や施工誤差で多少傾いたりしますので注意してください。
間柱が立ったら次は、主柱の方へベンチの受けを取付けましょう。
束石の上から312mmの所がベンチの受けの上の面の高さになるので、主柱のスリットのある面に印を付けて
受材をこの高さに合わせてスリットの中へ押し込みます。間柱の時と同様に直角を確認しつつ今度は主柱の
横の面、両面からビス止めします。さらに同様にして方杖を止めたら、座板を乗せてみましょう。
奥の1枚は、間柱にピッタリ付けて、主柱からは3mm前後の隙間が空くように長さ取りしてありますので、
主柱よりも、座板がL字になる所の受木の「木場」(コバ・板材の厚みの部分??て言えば良いかな??)
上に向いている面のセンター(幅に対して)に線を引いておいてこの線に座板の端を合わせるように止めます。もう片方の奥の板を同様に置いてみて、座板の端が合わさってないほうの端が主柱に対して3mm前後の
隙間を左右同様になっているのを確認してビス止めしましょう。
又、この時の座板と主柱の隙間の調整には間柱も含めて柱の足元を束石ごと動かして調整してください。
おそらくですか、この作業をやるころには主柱の立は相当狂ってると思います。
上部は、桁や梁を取付けたので寸法的には狂ってないですし動くことも有りませんが、足元はこの時点でも
まだ固定はされていません。控えで止まっていただけです。
つまり、最終的にベンチの座板で柱の位置を決めてやろうと言う考えです。
なので、柱に水平器を当てながら立を確認しつつ束石を間柱の作りカス等で軽くたたきながら調整してください。奥の座板がうまくいけば、手前は奥の座板から5mm程度の目地を取って同様にビス止めします。
座板と受木か交錯する部分1ヶ所に対して奥と手前で2本のビス、つまり座板1枚に対して6本のビスで固定します。
てな感じ座板の取付は終わりですが、まだ座らないで下さいね、言ったようにまだ束石が止まってないですからね。
フェンスは見えない事にして今日はこれくらいで「勘弁したろ」