さて、桁を止めずに昼休みに入りましてね。
桁は、まず柱の木口へ向けて上からビスで仮止めしといて、4本全部を同様に収めてから本締めしましょう、
上からもう1本と、桁の2x6の絵で見えている部分、端から30~35mm位のところで上下に2本
この前の面からビスを打つとき、ビスを桁から柱へ向けて打つので斜めに打ち込むことになり、部材が所定の位置からずれてしまう事が有ります。
桁に対して斜めにビスを打つ最初の動作も難しいのですが、さらにその先で打ち込んでいったビスが柱に届いたときに自分が打ち込んでいるビスに押されて柱と桁の間に隙間ができる間です。でっ、隙間が空いたまま
締め付けていくと、その隙間分だけ桁が奥へ入り込んでしまいます。なので、必ずリード錐と言う細い錐で
リード穴を開けてからビスを打ち込んでください。(リード穴を開ける時に隙間ができてたら意味ないですけどね)
でっ、梁と桁が完全に固定出来たら柱を立てる時に取り付けた「控え」は取り外しても大丈夫ではないかと
思いますので、作業の邪魔になる部分の控えは様子を見て外しておきましょう
次は、書くのを忘れてた「小屋束」です。小屋束の取付にはこんな金物を使います。
真ん中の穴からビスを入れ反対側に小屋束の木口をあてがって止めておき、梁の交錯した部分にかぶせるように置いて金物の横の穴からL=32位のビスで固定します。
小屋束が立ち上がったら次は隅木です。
隅木は、まず小屋束の横の面に木口を当て先端を小屋束の木口に揃えて仮止めします、この仮止めはスリムビス1本で結構ですが、やはり先の桁の時と同様にリード穴を開けて位置がずれないように注意してください。
中央部が止まったら、次は柱の上です。梁の時と同様に柱のスリット部分に隅木を落とし込んでいきます。
再度柱の上端の絵
加工の時につけた印が絵で見て柱の左の面に揃う位置で仮止めします。隅木4本を同様に位置決めして、極端な違いがなければ(柱の上端の絵と)この時大事なのは、絵と同じように組付けるのではなく柱の上端の収まりが4か所とも同じになっていると言う事です。
部材の微妙な違いや、加工誤差の大小、そもそも図面自体も小数点以下の数字は「嘘」をついていますから
絵に描いたようにはピッタリとはなかなかできるものではありません(逃げ口上)ので、だいたいこんな感じでお願いします。
(金物描いてないですm(__)m)
こんな感じに仮組出来て大丈夫そうなら本締めします。
柱の上端部は、桁の上の面から隅木に向かって斜め打ちに両サイドから2本ずつ、リード穴を忘れずに。
中央、小屋束の上部には再度さっきの金物をかぶせて隅木を固定しますが、金物に勾配を付けなくてはいけません。・・・ペンチで掴んで力業で・・・宜しく。
(こお言う所をアナログな感じでうまく仕上げると「やった感」出るのだよ・・・言い訳)
一応これで棟上げ終了かな?何か一部絵がちゃんとしてない感じがするんだけど??
ブログ村に登録してから急に覗いてくれる人が増えて驚いています。まだ二桁ですが最初の頃から比べると
4・5倍の人が覗いてくれてます。本当に有難う御座います。