またNTTの話を書く。
昨年(2012年)、ネットの初期工事で、
NTTに電話した。
応対に出たのは、
山田寛子(仮名)という若い女性。
とても仕事熱心。
好感を持った。
こういう応対では、
俺は冗談を言う癖があるので、
そのせいか、
山田寛子(仮名)嬢、徐々に胸襟を緩めた。
いいぞ、いいぞ。
いろいろ聞いてみると、
まずNTTの工事のフリーダイヤル応対は、
なんと、全国のものをすべて、
名古屋で一括してやっているとのこと。
なお名義変更は、
金沢で一括してやっているそうだ。
契約の成否は、
歩合制になるらしく、
山田寛子嬢、
俺が「後でまた電話しますから」・・・と言うと、
すごい勢いで、
「いえ、必ず、私から電話します!」
・・・・ずいぶん必死だ。
そのうち、彼女は、自分のスケジュールなども、
どんどん教えてくれ、
「ぜひ、**日に私を指名して!」と言った。
(キャバレーじゃないんだけど・・・)
俺は言った。
「でも僕はNTTとは絶対契約するから安心してよ!」
「ありがとうございますっ!」
とは言うものの、やはり会社の儲けよりも、
自分のフトコロだ。
山田寛子嬢は執拗に、「私に電話を!私に指名して!」
を繰り返した。
翌日・・・
俺は山田寛子さんを指名しないことにした。
なぜなら過去に何度も、
女性の電話の声に、
騙されたことがあるからだ。
「山田寛子なんか、指名するか、ボケ・・・」
と、堅く心に決めていたのだが、
いざ、男性が応対に出ると、やはり
「山田寛子さん、お願いします」
と言っていた。
女性への安っぽい同情で、
人生、数えきれず、失敗してきた俺。
結婚したときだって・・・ま、この話はいいよな(笑)。
男性社員は・・・
「はいわかりました。少々お待ち下さい」
しかし、山田寛子嬢、仕事熱心なため、
他の顧客の応対をしていた。
Bad Luck !!
で、結局、俺は男性社員と契約を結ぶことになった。
男性社員、良心の呵責があるのか、
途中で、むせて話せなくなった。
俺が「ちょっと待って!、咳払いした方がいいよ!」
男性社員、咳払いをすると、
なんとか治った。
咳払いで、山田寛子嬢の怨念を、えいっと振り払ったようだ。
この男性社員は愛媛の方で、
名古屋での応対は、
名古屋の人とは限らないとのこと。
4か月前、NTTに、
HPの容量を減らすための電話を入れた。
このときは、容量を減らさないための努力をした。
NTTのような大企業でも、
日々、様々な企業努力をしているようだ。
一本の電話だけからでも、
いろいろな企業事情が見えて来る。
でも、そういうことが分かるためには、
前提として、ある程度、日本社会を知らないといけない。
というわけで、
名古屋の山田寛子さん、頑張ってくださいね。
ま、あんたなら、大丈夫でしょうよ。
Good Luck !!