忘れもしない（笑）。
21歳のとき、
チンチロリンで大負けした。
金額で1万5千円。
昭和49年、21歳で、1万5千円は、けっこう大金だ。
バイトで得たお金だったけど、
アッという間に、すってしまい、
３日くらい、ガックリきた。
チンチロリンは、参加者は、何人でもいい。
一人ずつ、どんぶりの中で、さいころを何個か振る。
最初、皆が100円ずつ賭ける。
そして最高の目を出したものが、
全金額を得るシクミだ。
きわめて単純だ。
あの夜、1万5千円負けたということは、
たまには勝つことがあるので、
200回以上は、賭け続けたことになる。
時間にして、２時間半くらいか・・・
チンチロリンは、21歳のころ、よくやっていた。
よく勝っていたから、続けたわけだ。
でも、その日を機会に、
考えは変わった。
チンチロリン、恐るべし！（笑）・・・と思った。
以来、やっていない。
でも教訓は得た。
ギャンブルは、情念なり！（笑）
ギャンブルは、強い意志を持ったものが勝つと思った。
その日、俺は弱気だったんだ。
弱気なときは、運に頼り、ジリ貧だ。
人生も、同様だ。
前向きで生きることが一番大切だ。
どんな不幸に遭っても
くじけないことが大切だ。
ところで、俺は、
若いころから、ギャンブルは、いろいろやった。
だから「今日は勝つ」とか「負ける」というのは、
現在では、だいたい、わかる。
おかげで、ハマコーのように、
ラスベガスで数億を失うことはない。
だからギャンブルをして良かったと思う。
「良いギャンブル免疫」ができているわけだ。
もしも俺に息子がいれば、
絶対にギャンブルを教える！
そして「ギャンブル破産」とか
「ギャンブル依存症」にならないように、
躾ける。
ギャンブル免疫がない者が、
ギャンブルをするほど、怖いことはない。
俺の知り合いで、
ギャンブル破産した人は多い。
バブル経済のとき、
株を買いすぎ、不動産を買いすぎ、
何十億という全財産を失ったのだ。
王様から乞食になった。
そう。
経済は、かなりの部分が、ギャンブルだ。
結婚もギャンブルだ。
就職もギャンブルだ。
人生は、あらゆるものが、ギャンブルだ。
だから息子には、
絶対にギャンブルを教える！
そして、失敗のない（あるいは少ない）、
いい人生を送ってもらう。
ところで・・・
明石家さんまは、ギャンブル大好きだ。
欽ちゃんも、ギャンブル大好きだ。
所ジョージも、ギャンブル大好きだ。
西川きよしも、ギャンブル大好きだ。
有名人で、ギャンブル好きは多い。
マジメそうな原辰徳も競馬ファンだそうだ。
競馬の買い方はいろいろだ。
個性が出る。
さんまは「ハデ（歯出）」に買うそうだ。
西川きよしは、「出目」を利用して、買うそうだ。
いつも思う。
さんまの笑いの感覚は、ギャンブルで身につけたんだって思う。
だって、切れが良すぎる。
逃げ馬のように華麗で、
追い込み馬のようだに鮮やかだ。
ってわけで、さんまの笑いは、最高だ。
ギャンブルは、いろいろなことを教えてくれる。
出歯（では）、今日は、この辺で。