♪大地一人のスカイツリー暮色♪

有料版/運命鑑定
http://lovewind777.web.fc2.com/hit/src/love.html

隣人が自殺した

2013-12-24 11:12:05 | 日記

 

34歳のころの話だ。

 

アパートの隣の男性が自殺した。

 

推定47歳くらいの男性だった。

 

職業は左官で、病気がちの人だった。

 

一度だけ、話をした。

 

俺が自転車のパンクを修理していると、

彼は近寄ってきて、そのとき、いろいろな話をした。

 

だが、正直、

それ以前に、彼には、いい印象はもっていなかった。

 

職人なので、

仲間がたくさん集まってきて、

うるさかったのだ。

 

昼間はいいが、早寝の俺としては、

夜うるさいのは困る。

 

それで騒音を注意したことがあった。

 

でも彼は、それを根にもつこともなく、

気軽に、自転車修理をする俺に、

笑顔で話しかけてきたわけだ。

 

いい人だと思った。

 

それから数週間して、

たまたま彼の部屋の前を通りかかると、

窓から、薬の匂いがプーンとした。

 

あとで他人から訊くと、

彼は心臓が悪かったそうだ。

 

病気がちで仕事も休んでいたらしい。

 

そして数ヵ月後、

その日の朝、俺は家にいた。

 

時間は忘れたが、

朝の11時ころだったかもしれない。

 

隣室から壁を通して、

ものすごいウナリ声が聞こえてきた。

 

その声は尋常じゃなかった。

 

俺は「左官屋さんは、病気でうなされているんだろう」と思った。

 

ただ高熱でうなされるとか、

そういうものじゃなかった。

 

「すごく痛い」という感じのウナリ声だった。

俺も一度、すごく腹痛を経験しているが、

そのときのことを思い出した。

 

今だからわかるが、

狭心症か何かの発作の可能性が強い。

 

そのウナリ声は、かなりの時間続いた。

(その時間も、覚えていないが、30分は続いたと思う。

狭心症の発作としては、あまりに長すぎる。

でも、間歇的に起きたと考えると、ありえるかもしれない)

 

俺はどうしようかと思った。

 

ドアは閉まっているだろう。

 

じゃ、ベランダ?

 

そう。

ベランダのガラス戸から、彼の家の中を見ることはできた。

 

でもガラス戸が閉まっている可能性も高い。

 

ガラス戸を割るのか?

 

そんなことを何度も考えたが、

行動には移さなかった。

 

そのうち彼の声は聞こえなくなった。

 

数日後、不動産業者から、

彼は自殺したことを知った。

 

詳しい内容は、

訊かなかった。

 

今から思うと、

病気をはかなんで、

首吊りをしたのかもしれない。

 

あるいは、あのウナリ声は、

割腹自殺を試み、

死に切れずに出していた断末魔の声かもしれない。

 

俺の心は、今でも、ちょっと痛い。

 

あのとき、俺はどうすべきだったか?

 

アパートやマンションの隣室から、

ウナリ声が聞こえたら、

あなたは、どうしますか?

 

親しい人なら、

すぐにベランダから、

声をかけるか、

救急車を呼ぶだろう。

 

でも一度話をしたとは言え、

知らない人だからなあ・・・

 

知人と他人の差は大きい。

 

年齢差も大きい。

 

でも、人類皆兄弟だ。

 

やっぱり、声をかけるべきだったと思う。

 

彼のご冥福を祈りたい。

 

やっぱり、いい人だったと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


メリークリスマス!

2013-12-24 10:21:27 | 日記

 

今日(2013年12月24日)は、

クリスマスイヴ。

 

東京は、抜けるような晴天だ。

 

窓から見る限り、雲は見当たらない。

(ビルがあるんで、すべての空を見られないのが悲しいが)

 

年末まで、あと一週間!

 

DOTISで、がんばろうじゃないか!

 

GO!

 

Merry Christmas!