『笑っていいとも』は、
あと4ケ月で終わる。
最も愛されたレギューラーは誰?
明石家さんま・・・・だ。
アンケートではそうなっている。
じゃあ、なぜ、明石家さんまは、
『笑っていいとも』に出なくなったか?
タモリンピックのせいだ。
明石家さんまは、タモリンピックをマジメにやらなかった。
「あれは、子供の教育上も、問題ある」
ということになり、
そのうち、さんまは、タモリンピックをやらなくなり、
その延長線上に、
「いいとも卒業」ということになった。
でも!
明石家さんまは、「最も愛されているタレント」なのだ。
ついでに言えば、さんまは、絶対にドーランは塗らない。
断固拒否するそうだ。
似たような人は多い。
タモリ自身も、
規則を守らず、
横沢に叱られていた。
欽ちゃんも、舞台を動き回るので
カメラマン泣かせで、
いつも「動くな」と言われた。
ビートたけしが、
反エチケット的漫才でブレークした。
三平や美空ひばりも、ワンマンを地で行った。
話変わって、スポーツ界。
プロ野球の監督として、
高い評価を受けている落合。
彼は、「言うことを聞かない男」で有名だ。
中日や秋田県の行事には、
ときどき出席しないし、
極めつけは、「名球会」に背を向けていることだ。
ものすごい反骨だ。
長嶋茂雄は、
サインを守らないので、有名だった。
直感でプレーした男だ。
プロ野球の乱闘。
暴力はいけないことなのに、
視聴率はすごい。
大相撲!
横綱が負けると、座布団が飛ぶ。
アナウンスは言う。
「座布団を投げないでください!」
・・・でも、守られることはない!
この座布団乱舞に魅了されて大相撲をやろう・・・と思ったのが
朝青龍だ。
朝青龍が横綱になったのは、座布団投げだったのだ。
政治家では、
小泉だろう。
派閥の長、森喜朗の言うことを聞かず、
自民党もぶっ壊そうとした。
中曽根も、
首相にしてもらった田中の言うことを聞いたのは、
最初だけ。
吉田茂も、
わが道を歩いた。
・・・・こうして見ると、
成功した人、愛されていた人、皆の好きなこと・・・
というのは、世間的な規則を守らないこと・・・
という感じもする。
源義経は、
まさかの鵯越の奇襲で、
平家との戦いで勝った。
織田信長も、
従来の戦いを無視し、
鉄砲を使って、
天下統一を果たした。
規則を守らないこと・・・
人生の成功の秘訣は、
案外、ここにあるのだろう。
だが・・・・
落合は、投手起用では「森繁和」の言うとおりに、100%従っているし、
私生活でも、信子夫人や息子の言うことを聞いている。
小泉は、世間に公表したことは、
きちんとやり遂げている。
いずれにせよ、
他人のことは、どうでもいい。
世間の基準に従うも従わないも、
最後は、自分が責任を取ればいいわけだ。
たった一度の人生だ。
納得のいく人生を送りたいもんだ。