サザエさんの昔の漫画を見ていると、
「女中さん」という言葉が出てきた。
なつかしかった。
これ、昔は、全然、差別用語じゃなかった。
俺は温泉町に育ったが、
「女中部屋」が存在していたし、
毎日のように、
そこに配達した。
配達に行くと、
オッパイ丸出しの
素っ裸の女中さんが、
化粧をしていた。
だから俺は、
女中部屋への配達が好きだった。
同じような言葉は、たくさんある。
俺が若いころ、
馬の世話をする人を、「馬手」と言った。
これも100%差別用語じゃない。
正式用語だった。
ところがそのうち、
「馬手は、アカン」となって、
厩務員と呼ばれるようになった。
医学でも、こういう言葉はときどきある。
有名なのは、
痴呆症と精神分裂病だ。
この二つは7年前(2006年ごろ)まで、
ちゃんと正式用語として、使われていた。
ところが7年前に急に、
「これはアカン」と言うことになった。
今はそれぞれ認知症、統合失調症という。
でも英語では、
統合失調症は、schizophreniaと言い、
「分裂(schizo)+精神(phrenia)」が合成したものだ。
俺が医療英語を教えていたので、
こういう話は詳しい。
つまり、差別用語は、
「みなが、これはアカン」と感じたとき初めて、
差別用語となるのであって、
それ以前、どんなに個人で、抗議しても、
相手にされないということだ。
その証拠に、皇室用語は、案外差別が多い。
「殿下」の「殿」は「お尻」という意味だ。
「后」も「お尻」という意味だ。
また「陛下」は、「階段の下」という意味だ。
また「*子」というのは、そもそも皇室の女の子をそう呼んでいた。
それが一般の成人女性も、真似をして、そう呼ぶようになった。
(尻ませんでした?)
漢字の成り立ちを調べると、
「差別」が多い。
「女ヘン」の漢字は、
「嫉妬」など、たいていは、悪い意味だ。
これ、明らかな女性蔑視なのだが、
進歩的女性たちは、一人も問題視しない。
抗議すればいいのに!!
「民主主義」も、すごくおかしい。
なぜなら「民」は、
「戦争の結果、負けた相手の目を潰し、奴隷にしたもの」
これが「民」と言う意味だからだ。
「民主主義」とは、
「大衆の目を見えなくする主義」のことだ。
でも、これは当たっている。
マスコミは、肝心なことを、アホな大衆には、教えないし、
権力者も、バカな大衆には、秘密を教えない。
そして、大衆も、マスコミや権力者の「ウソ」を、
ありがたがって、信じている。
そう言えば、芸人は、昔、差別されていた。
「伊豆の踊り子」は、
「芸人差別」のことを書いた小説だ。
そういうことも皆、わからなくなっている。
昔の兵隊、
慰安婦は必要だったし、
慰安婦たちも、喜んで、その仕事をしたのに、
そういうことも、皆、わからなくなっている。
全く、こっけいな話だ。
むろん慰安婦たちは、外国の軍隊にも、形こそ違え、存在していた。
でも俺だけは、
慰安婦たちに、感謝したい。
慰安婦の皆さん、本当に、ありがとうございます!!
そして戦争で亡くなった兵士たちにも心から言いたい。
「日本のために戦い、亡くなった人たちよ!
本当に、ありがとうございます!
あなたたちのおかげで、戦後の日本の平和が誕生しました!」
後で理由をつけることを「後付け」という。
マージャンでは、「後付け」が成り立つこともあるが、
歴史では、間違っている。
歴史とは、そのときの時代背景こそが正しい。