昨日、2014年8月5日の朝日新聞は、
やっと従軍慰安婦の問題で、
一部の過ちを認めた。
認めた点は、3点だ
1.済州島での慰安婦狩りはウソだった
2.1991年の植村隆の記事の中で、「慰安婦と挺身隊の混同」があった
3.少ない資料をもとに記事を書き続けたので、「一部に事実関係の誤りがあった」
ただし、以下の居直っている部分もある
- 戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはできない
- 『慰安婦問題は朝日新聞の捏造』との指摘はいわれなき批判だ
3 他の団体や個人も、当時、間違いを犯していた。
まず、滑稽なのは、1だ。
「戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはできない」・・・としているが、
これは、ソ連以外は、基本的に、どの国でもやっていたことであり、
当時は、「あったりまえのこと」だったのである。
わかりやすく言えば、
俺の子供のことは、洗濯機はなかった。
だから洗濯板でゴシゴシ洗っていた。
どの家庭もそうだった。
これを「当時の主婦は、酷使されていた」
と言っているようなもので、
ものすごく滑稽だ。
繰り返すが、
「あったりまえのこと」だったのである。
また太平洋戦争ばかりでなく、
その後のベトナム戦争、朝鮮戦争でも、
慰安所は存在し、アメリカ軍は、大喜びで、
この施設を利用していた。
なお慰安婦が存在したのは、ものすごく大きな理由があった!
1. 現地住民に迷惑をかけないため
2. 性病の予防のため
・・・これである。
2と3もおかしい。
慰安婦問題の発端は、
千田夏光の「慰安婦」に関するノンフィクション(実際はフィクションも多い)
から始まったが、
実際に、これを広めたのは、朝日新聞だ。
朝日の力が、ほとんどと言っていいだろう。
すなわち、1983年に出版された吉田清治の本に関する記事や
1991年の植村隆記者の記事から始まった・・・と言っていい。
この朝日の記事を下に、
宮沢内閣が、
謝罪しまくり、
1993年の河野談話につながったわけだ。
その後、世界における日本の名誉は、
著しく傷つけられ、
海外在住の日本人はいじめられ、
その他、多方面で、国益が損なわれている。
こうしてみると、
朝日の罪は、万死に値する・・・とも言える。
むろん、ジャーナリズムには、
過誤はつきものであり、
それは、仕方のない部分もある。
しかし吉田清治は、
左翼系の人間で、
内容も、とんでもないウソであった。
また朝日の植村隆の記事も、
著しい誤解と即断があった。
こうして総括してみると、
誰が考えても、
慰安婦問題を捏造したのは、
朝日新聞だ・・・と言っても、
決して間違いじゃないと思う。
話は全然変わるが、
競馬では、失格というのがある。
これは、その馬が斜行し、
「他の騎手や馬が、かなり危険な状態に置かれた場合」である。
馬が斜行しても、被害がなければセーフである。
つまり他の騎手に、迷惑をかけなければ、
制裁は受けないわけだ。
同様に、あなたが、広場で、バットの素振りをしても、
他人が、被害を受けなければ、
警察も事件にはしない。
しかし、誰かが、ケガをすれば、
そのとき、傷害事件となってしまう。
朝日は、「捏造したつもりはない」
と言っても、
それによって、日本が信じられないほどの
大打撃を受けたとするなら、
土下座して謝るのが、
マトモな日本のジャーナリズムのすべきことである。
なのに、今まで、
頬っかむりした挙句、
『捏造は心外だ』などと、
居直られては、
おまえら、アホか!
・・・と改めて言いたくなる。
話は全く変わるが、
パナソニックは、すばらしかった。
火事の危険性のある石油ストーブを、
何度もテレビで放送し、
回収に努めたのだ。
あれは、賞賛に値する事後対応であると思った。
ところが、今回の朝日は、失笑以外の何物でもない。
朝日とパナソニックとは、
月とオッパイ・・・失礼、
月とスッポンじゃないか!
だろ?
慰安婦問題では、実際に、
日本および日本人は、
パナソニックの石油ストーブ以上の、
大きな大きな被害を受けている。
とすれば、
心から、謝るのが、真のジャーナリズムだと思う。
大学教授は、研究者なので、
ある程度、何を言ってもいい。
しかし、ジャーナリズムは違う。
真実または、めちゃ信憑性の高い裏づけ資料に基づいた出来事を、
述べないとアカン。
今回のようなハンパな謝り方では、
到底、マトモなジャーナリズムとは呼べないと思う。
ちゃうか?