2014年8月12日
笹井の代理人が遺書を公表した。
その中には、
自殺原因として、
「マスコミなどからの不当なバッシング、
理研やラボ(研究室)への責任から疲れ切ってしまった」
と書かれていた。
それらが、
彼の神経を著しく疲労させ、
結局、限界を超えていたらしい。
そこで、大地一人、
もう一度、マスコミの不当なバッシング
・・・を取り上げたい。
そして、先日のブログを加筆して、再掲したい。
週刊文春などの雑誌の記事は、
主として、
笹井とオボタンの男女関係を面白おかしく書いたものだ。
俺は、男女関係について、
「ま、いいじゃないか」と思う。
少なくとも、「よくあることだ」。
そして基本的に、
STAP細胞発見とは、まるっきり別の問題だ。
また、NHKのSTAP問題検証番組としては、
NHKスペシャルの「調査報告 STAP細胞 不正の深層」
などがあるが、
その中では、あたかも、オボタンが、
ES細胞を窃盗し、
今回のSTAP細胞を捏造したような印象を、視聴者に与えている。
これは、
絶対にやっちゃいけないことだ。
いつも言っているが、
STAP細胞の発見は、人類の救世主だ。
オボタンも、「発見したことは間違いない」と言ってるし、
笹井も、オボタンへの遺書に
「STAP細胞の再現、がんばって!」
と書いている。
つまり二人は、STAP細胞の発見を信じていたわけだ。
なのに、NHKは、
なぜSTAP細胞を捏造したような番組を、作るのか?
俺は、オボタンを信じる。
論文の不手際なんて、
全然、
たいしたことではない。
(注:これは、相対論の問題で、
ジャイアント馬場は大きいが、
キリンに比べたら、たいしたことない・・・と言っているのだ)
論文の不手際なんて、
謝罪し、訂正して、
再提出すればいいだけの話だ。
(俺のブログも、「笹井」を、なぜか「笹川」と書いてしまったこともある(笑)。
しかも、タイトルに!・・・でも、これは直せばいいだけの話だ)
少なくとも、
「STAP細胞」の意味から見れば、
屁のようなもんだ。
そういうことがわからないとすれば、
学問をする資格はないと思う。
むろん、無謬の論文であれば、最高だ。
でも!
無謬の論文(中間子理論)を提出した湯川秀樹は、
日本の学界からは無視され、
外国人に認められ、
やっとノーベル賞をもらった。
学問の世界、そういう例は、非常に多い。
聖書にも、
「偉大な預言者たちは、その多くが、殺された」
と書いてある。
イエスを初め、偉大な者ほど、殺されるわけだ。
競馬でも、
ダービーを取るような強い馬は、
緒戦で負けていることが多いし、
あのオルフェーヴルは、
信じがたい変な性格で、
調教師を悩ませていた。
阪神大賞典では、途中で、レースを止めているんだからな。
最高の物質の水は、
「ものすごい変な性質」をもっている。
摂氏4度で、比重が一番・・・なんて、水以外の物質ではありえない。
しかも!
水は、洪水を起こし、
人々を溺れさせる。
家を崩壊させる。
動詞のカ行変行変格活用やサ行変行変格活用も、
よく使う「来る」「する」にあてはまる。
「来る」「する」は一番使う動詞だ。
英語でも、重要な動詞は、
必ず、不規則変化をする。
「go」は、
「went」「gone」と変わる。
「take」は
「took」「taken」と変わる。
芸能界でも、一流の人は、
皆、規格外の変な性格だ。
つまり、
「よく役立つもの」は、「規格外の変な性格」であり、同時に、
「ものすごいマイナスの面ももっている」
ということだ。
もしSTAP細胞の発見が、
実用化されれば、
夢のようなことだ。
とすれば、何らかの「おかしなこと」
が起きても不思議はない。
にもかかわらず、
NHKや週刊文春は、
笹井を追い詰めた。
(注:NHKや週刊文春だけじゃないが)
彼らの罪は重いと思う。
物事の軽重がわからないとは、
このことだ。