最近は、あまりやらなくなったが、
15年くらい前までは、
テレビで、しばしば怪奇現象の番組をやっていた。
怪奇現象は、超常現象とも言い、
けっこう視聴率を稼いでいた。
でも大地一人が思うに、
3分の2くらいは、
ヤラセではなかったかと思っている。
早稲田大の大槻義彦教授が、
しばしば登場し、
「怪奇現象のウソを暴いた」
などとやっていた。
しかし!
彼が暴いたのも、
ほんの一部であり、
彼は「一部がウソなので、全部、ウソだ」
という変な論法で、
これも、マヤカシだった。
俺がいつも思うことは、
もしサイコロの丁か半かを、
超能力で、
6割の確率で当てれば、
かなりお金を儲けることができる。
4割は当たらなくてもいいのである。
でも、大槻義彦教授のような人は、
「100%当てなきゃ、ニセモノだ。霊感商法だ」
と言って悪口を言う。
こっちも、おかしい。
だろ?
明治時代、千里眼と言われた御船千鶴子は、
いつもは成功していたが、
ある実験に失敗し、マスコミなどに叩かれ、
(他の理由もあったが)
自殺した。
人間は未来のことは100%、
予言できない。
何回か予言して、
的中の確率が高く、
また有用性もあれば、
その人は、認められるべきだと思う。
そもそも100%当てることなんて、
できやしない。
だって、超能力には、
アナウンス効果があって、
予言を公開すると、
逆の方向に、運が変わってしまうからだ。
競馬などの「秘密の法則」も、
公開された途端に、当たらなくなる。
「秘密の法則」は、
いつかは当たるので、
大切にしまっておけばいい。
空海も、本当の真理は
口で伝えることはできないと言っている。
大切な真理は、
選ばれた人に、
こっそりと公開するしかないのだ。