期間限定なんと半額!
6月1日~31日、鹿児島県内の方はツアー料金を半額とさせていただきます。
「近くて遠い島、屋久島」
意外と鹿児島から来る方は少ないです。
この機会に屋久島旅行はいかがですか?
屋久島自然学校のホームページはこちら→https://www.yakushimans.com/
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予定を立てていたわけでもないのですが、中潮でいい具合に潮が引いてくれていました。
見た目は貝のようにも見えますが、カニやエビに近い仲間。
屋久島の人は「磯もん採り」と言って、このカメノテをよく採るので採りやすい場所にはおおきなカメノテはありません。
何年ぶりかの磯遊びでしたが、思いのほか楽しいものでした。
新型コロナウイルスの影響で経済的には非常にきびしい状況ですが、普段はできないことができています。
ちなみに密集するような場所にはいっておりません。この日も遠目に地元の人が磯もん採りをしているのを3名ほど見かけただけです。
家族旅行・子供連れにおすすめする屋久島の観光コースやガイドツアーをご紹介いたします。
まず、はじめに屋久島と言えば縄文杉や映画もののけ姫のモデルとなった白谷雲水峡が有名ですが、その他にも見どころは本当にいっぱいあります。
山・森・川・海、いろいろな視点で見ていただくと多様な屋久島の自然をたのしみ・知ることができると思います。
家族旅行で一番重要なのは、けがなどのトラブルにならないように家族の体力や興味に合わせてコースを選ぶことです。
一番有名な縄文杉コースは往復22km、歩数約4万歩、歩行時間10時間半の長丁場となります。
その為、事前の準備(体力づくりや持ち物、装備など)と覚悟が必要なチャレンジコースとなりますので個人的には家族旅行・子供連れではあまりおすすめいたしません。
一言でいうと縄文杉コースは縄文杉を目指してもくもく歩くチャレンジコース、白谷雲水峡とヤクスギランドは一番大きな屋久杉は見ることができないけれど体力と時間に余裕をもって屋久杉と森をゆっくりと堪能することができるコースです。
詳しくは「縄文杉トレッキングを成功させるアドバイス」を近日中にブログにて掲載する予定です。
とは言っても屋久島と言えば屋久杉(屋久杉の中で一番大きいといわれているのが縄文杉)が有名なので、屋久杉を見たい人にはヤクスギランドがおすすめです。
50分コースまでは整備された道でなんの問題もなく歩くことができますが、50分以上のコースは足場が悪い登山道となります。
ただ、ここからがヤクスギランドの見所で人もぐっと少なくなり、静かな森を楽しむことができますのでぜひ歩いていただきたいところです。
また、ヤクスギランドから車でさらに20分ほど上がっていくと推定樹齢3000年の紀元杉をみることができます。大きさでは縄文杉には負けますが、近くで見られるメリットがあり十分に屋久杉の迫力を感じ取ることができます。(縄文杉には保護の為、展望デッキが設置され、近くで見ることはできません)
屋久杉よりももののけ姫のモデルになったとも言われる苔むした幻想的な森がお好みなら白谷雲水峡がおすすめです。
子供が小学生1・2年生ぐらいであれば、整備された道:入口~二代大杉~弥生杉~入口の周回コースがおすすめ。所要時間は1時間から2時間程度です。
屋久島自然学校では2時間ほどかけてゆっくりと観察しながら歩きますが、短時間でも十分森の美しさを堪能できるコースです。
70代以上の年配の方なども団体ツアーなどでよく利用されるコースですのでおじいちゃんやおばあちゃんなどと一緒に歩くのにも良いコースです。
小学生3年生以上であれば苔むす森や太鼓岩まで足をのばすと半日から一日、時間をかけて思う存分屋久島の森を堪能することができます。
もちろん、子供の気分や体力によってどこまで歩けるかは異なりますので「どこまで行かなければ」と決めつけずに柔軟に対応すると無理がなく楽しむことができると思います。
目的の場所にたどり着けなくてもどこでも当たり前のようにきれいな景色が広がっているのが白谷雲水峡です。
ただし、ここで一番注意が必要なのは白谷雲水峡には渡渉点があって、増水すると渡ることができません。過去に流されて亡くなった方もいる場所ですので天気を見て無理はしないようにしましょう!
屋久島の天気は非常に変わりやすく判断が難しいのでガイドを雇っていただけますと安心です。
4月上旬には山桜が咲き乱れ、太鼓岩からは絶景を望むことができます。春休みにも歩くのもおすすめです。暑すぎず寒すぎず歩きやすい季節です。
ブログ「生命が躍動し始める季節。太鼓岩から山桜と新緑を堪能!」
さて、ここで正直な話をすると子供にとっては屋久杉などはあまり興味がないようです。
その為、夏であれば川や海で五感を使ってあそぶ方が子供たちも楽しそうです。
海であれば屋久島の各海水浴場(一湊海水浴場、春田浜海水浴場、栗生海水浴場)が危険も少なく(夏休みには海の監視員さんがいます)、安全に泳ぐことができます。ただし、残念ながら魚やサンゴなどは少ない場所です。
シュノーケリングをする場合には元浦海岸(一湊海水浴場の反対側)や栗生の塚崎海岸がおすすめですが、潮の流れが速いので十分気をつけましょう。慣れていない方にはおすすめいたしません。
塚崎海岸は泳がなくても干潮時にはタイドプール観察・磯遊びをしやすい場所です。
南の島なので紫外線が強く、裸では泳がないようにしましょう!後で大変なことになりますよ。
屋久島自然学校ではシュノーケリングツアーを開催しておりませんが知人の海専門のガイドさんをご紹介することもできますのでご相談ください。
夏に一押しの場所は川です。「水の島・屋久島」ともいわれ透明度の高いエメラルドグリーンの川などを見ていると癒されること間違いなしです。
ただし、屋久島の川は他の地域に比べても急激に増水しやすく危険が伴います。
必ずライフジャケットは着用しましょう。
屋久島自然学校ではカヤックツアーと沢登りツアーを開催しています。
カヤックツアーでは二人乗りの艇もありますので親子で乗ることも可能です。途中、中洲などで水遊びなどをしたりもします。
屋久島自然学校で一番おすすめするツアーです。ブログなどで沢登りツアー風景などをご覧ください。
その中でも特におすすめなのは大川の滝と西部林道。
大川の滝は日本の滝百選にも選ばれている落差88mの滝です。
滝つぼの近くまで行くこともでき、水しぶきを浴びることができます。
屋久島の西側の道路、西部林道は屋久島の中でも一番動物密度が高いところです。
ヤクシカやヤクシマザルを身近で見ることができ子供たちは大喜び。子供たちにとっては大きな杉よりも動物を見るほうが楽しいようです。
アニマルウォッチングと川遊びのできるツアーはこちら→アニマルウォッチング・世界遺産の森あるき西部林道ツアー
屋久島自然学校では貸切ツアーでお子様の気分や体力に合わせてコースを選んだり柔軟に対応していますのでご用の際にはご相談ください。
屋久島に住んで20年の現地ガイドが登山・トレッキングにおすすめする服装や装備をご紹介いたします。
まず、最初に重要なのは屋久島は皆さんが思っているほど南の島ではありません。
鹿児島の南端から約60kmほどで、鹿児島からは近く、気候的には鹿児島に似ています。
(ちなみに鹿児島市から沖縄那覇までは660km。東京~大阪間で400km。)
とは言っても人が住んでいる麓は亜熱帯性の気候で沖縄以外の地域と比べて暖かいです。
しかし、多くの方が訪れる屋久杉の森は標高の高い山の上で冬には雪が積もります!
観光客の方を見ていると雪が積もることに驚かれる方が多いようです。
人気のスポット白谷雲水峡で標高が600m~1000m。縄文杉コースは標高600m~1300mです。
気温は麓よりも白谷雲水峡で5度、縄文杉コースで8度ほど下がります。
つまり、高い山を有する屋久島は非常に気温差が大きいところです。
その為、気温に合わせて脱いだり、着たりする重ね着が重要です。
肌着(ベースレイヤー):汗をすばやく吸収し、発散させて肌をドライに保つことが重要。
速乾性のある化学繊維のものが良い。
紫外線・日焼け・虫刺され予防に薄手の長袖がおすすめ。
屋久島は紫外線が強い。
山の方は意外と虫は少ない。
頭部(帽子):紫外線防止や頭部の保護のためあった方が良いですが、コースによっては森の中を歩くので必要ないことも。
また、つばの大きすぎる帽子は視界が狭くなり、頭をぶつける方が意外と多いです。
トレッキングパンツ:動きやすく速乾性のある化学繊維のもの。ジーパンなどは濡れてしまうと重く乾かないのでNG。
見た目を気にしなければジャージなどでもOK。
短パンや山スカートをはく人は下にトレッキング用のサポートタイツをはくのがおすすめです。
ストック:転倒の防止・バランス保持や衝撃を低減する役割があります。
体重のある方・膝に心配がある方は必需品。山登りは登りよりも下りが辛いことも。
縄文杉コースでは膝がガクガクと笑ってしまう人もいます。
トレッキングシューズ:防水、透湿性のあるトレッキングシューズは多少の悪天候や悪路にも対応しながら快適に登山を楽しむことができます。
スニーカーは滑りやすいのでおすすめしません。
縄文杉コースや白谷雲水峡コースなどでは柔らかく履きやすいトレッキングシューズがおすすめです。
宮之浦岳などの本格的な登山をする方は別ですので注意しましょう!
中間着1(ミドルレイヤー):フリースなどが保温力があり乾きやすいのでおすすめ。
有名なアウトドアブランドの品でなくても大丈夫です。
中間着2(ミドルレイヤー):キャンプツアーなど宿泊と伴う登山をする場合には軽くて暖かいダウンがあると良いです。
夜間は思いのほか冷え込みます。ダウンは雨に弱いのが難点。屋久島は雨が多いので歩行時には向かないかもしれません。
また、重ね着しやすいように薄手のダウンがおすすめです。
アウターレイヤー(レインウェア):アウターレイヤーにおすすめなのはレインウェア。
雨から身を守ってくれるだけでなく、防寒着の役割も担います。
屋久島は本当に雨が多い島ですので晴れの予報でも必ず持参しましょう!
お金があればゴアテックスの良いものが良いですが、ある程度しっかりしたもの(セパレートタイプで一万以上程度)であればゴアテックスでなくても大丈夫です。
ただし、数百円で売っているようなビニールカッパではまったく役に立ちませんので気をつけましょう。
すぐに股の所など破れてみっともない姿になりますよ(笑)。また、透湿性がないのでカッパの中は汗でびしょびしょです。
屋久島ガイドからのアドバイス
お金をかけるなら登山靴とレインウェア。服装は綿ではなく乾きやすいものであれば安価なものでも可。
歩き始めて身体が暑くなってきたら一枚脱ぎましょう!また、休憩の際は身体が冷えるので一枚羽織りましょう。これが逆の人が非常に多いです。面倒くさがらずに体温を調節するのが大切。
アウトドア用品は結構高価な物です。
もし、今後も登山やアウトドアを楽しむ予定がないのであればレンタル品を借りるのも一つの手です。
屋久島自然学校では登山用品のレンタルも取り扱っていますので必要な場合にはご予約ください。
当日、または前日に宿泊先に持参しますので手間がかからず便利ですよ。
レインウェア(雨具)上下セット 料金(一着):1日1200円、2日1600円
トレッキングシューズ(登山靴)
料金(一着):1日1200円、2日1600円
レンタルストック
料金(一本):1日600円、2日1000円
日帰り用ザック 23L又は30L(ザックカバー付き)
料金:1日1000円、2日1300円
登山用のザックはポケットがあったり、通気性に優れた背面を使用したりと何かと快適です。
ザックカバーも内蔵していますので、急な雨にも素早く対応することができます。
屋久島はゲリラ豪雨のようなびっくりするような雨が降ることがありますよ。
もう一度言いますが、屋久島は非常に強い雨が降ることが日常的にあります。
全国の平均年間降水量1700mm、屋久島の麓4000㎜、山間部8000mm~10000mm。
ただし、一年中雨が降っているのでなく、一回で降る雨の量が非常に多いです。
その為、万全な服装と装備で屋久島の自然を楽しましょう!
今週見られた屋久島白谷雲水峡の景色をご紹介します。
今週は天候もよく、歩きやすい日が多く登山日和。
人も連休以外は多くなく、快適なトレッキングを楽しむことができました。
ただし、時おり修学旅行生を見かけることが多くなってきましたので団体に囲まれてしまうと混雑を感じるかもしれません。
ちなみに大阪や広島の高校生などが来ていました。
それでは清流に沿って登っていきます。ここ白谷雲水峡は川が多く、いつでも水の流れを感じるコースです。
しっとりと濡れて色つやをましたヒメシャラの木。白谷雲水峡の森の中でよく見ることができる樹木の一つです。
周りは苔だらけ。白い岩の部分が登山道です。
天気がよかったせいかヤクシカザルに出会う機会も多かったです。
大人しいサルなのでこちらがマナーを守れば大丈夫です。体毛がふわふわしています。
太鼓岩に到着。上の写真の時は曇っていましたが、数日後快晴の時の写真が下のものです。
九州最高峰の宮之浦岳をはじめ、奥岳と呼ばれる標高の高い山が一望できます。
東側には白骨樹や山々の向こうは海原。右上には高さ35mほどの天忠石も見えるのですが写真では小さすぎて分かるかな。近くで見ると驚くほど大きいです。
太鼓岩。晴れていればお昼寝でもしたいような気持のよい場所です。
お客様より「縄文杉より感動した!」の声をいただけました。
縄文杉にこだわりがなければ白谷雲水峡だけでも満足できると思いますよ。
帰りには二大大杉に寄り道。その途中も苔に覆われた森を堪能することができます。
こちらが二大大杉。一代目の大きな株の上に二代目の杉が覆いかぶさっています。
白谷雲水峡は屋久島らしい苔むした森と大展望を楽しめるおすすめのコースです。
屋久島白谷雲水峡ツアーはこちら。