屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

番外編①「屋久島の魅力を凝縮したような山だった!」近江湖南アルプス(金勝山)ハイキング

2024年06月16日 | 日本の名山

関西方面に行くついでに滋賀県にある近江湖南アルプスに登ってきました。

当初は武奈ヶ岳に登る予定だったのですが、滋賀県に住んでいるお客様と話しているうちにこちらの方がおすすめということで急遽変更しました。

今回の記事は屋久島とは関係ありませんのでご了承ください。

9時頃、一状野駐車場に到着。この日は日曜日でしたが車は少なかったです。山登りとしては遅い出発です。実はこの日の天気予報は悪く直前まで迷っていました。
展望も望めたのですが、下山時に一時間ぐらい大雨が降りましたので注意が必要です。自分への戒めの言葉でもあります。
歩きやすい道が続きます。初心者でも安心できるハイキングコースです。
ウラジロ・コシダがたくさん見られてきれいでした。
ウスノキの果実。五角形で臼の形に似ている?らしい。ツツジ科
小川が多く(屋久島も川が多いです)、うまく渡らないと靴が濡れてしまいます。
「落ヶ滝」水量はいつも多くはないらしい。屋久島で水量たっぷりの滝を見慣れているので少し物足りなかったです。
キンコウカ?屋久島には無い植物なので間違っていたらごめんなさい。
ロープ場があるとアスレチックコースのようでわくわくしてきます。(こちらも屋久島の高所で見られるロープ場に似ています。花崗岩のせいかな)
コールポイントと呼ばれる携帯電話が通じる地点に設置されている看板。道に迷った時や救助が必要な時に連絡がとりやすいようになっていました。非常に見やすくて屋久島でも見習ってほしいところです。
ツツジ(モチツツジ?)の花もちょこちょこ咲いていました。
名前が分からないけど、天狗岩手前の大岩。通り抜けることもできるし、展望よし。
岩からの眺め。最初の大展望にテンションがあがりました。
稜線沿いには大きな岩がゴロゴロ。遠くには天狗岩。
天狗岩に到着、標高509mと高くないのに高さを感じる山です。

トレランのグループがいました。確かに歩きやすい道なので走りたくなるかも。

天狗岩からの展望。展望の良い所がいくつかあるのが良いところです。
花崗岩の岩が広がっています。
別の角度からみた天狗岩。岩の上に人がいるけど分からないかな・・・。
巨岩が二つ重なっている「重岩」。よく見ると仏像が線彫りされています。
名もない岩に心惹かれたり。
何の形に見えますか?私は犬のキャラクターに見えたり・・・。
国を見渡せる「国見岩」。ここまで展望が良い所がありすぎて麻痺してきました。贅沢な悩み。
その他、途中見かけた草花の紹介。ガンピの仲間。
アセビの花。
タニウツギ?
「狛坂磨崖仏」自然の岩壁や露岩、転石の内側に刻まれる造立された仏像を磨崖仏と呼ぶそうです。
水晶谷線を下っていきました。名の通り、看板の上には石英(石英と水晶の成分は同じ)がおいてありました。
「逆さ観音」鎌倉期に弥陀浄土を表している阿弥陀三尊が磨崖仏として彫られたが、後年、ダム用石を採掘の磨崖仏の背後が削り取られ転倒し、頭部が下になったと言われている。引用:ハイキングマップより
「オランダ堰堤」では子供たちが遊んでいました。この日は日曜日。県民の憩いの場となっているようでほっこりしました。
 
バリエーションが豊かで体力的にも無理がなく、道も分かりやすく初心者の方にもおすすめの山でした。
 
山の山頂に奇岩があるのが、屋久島の黒味岳太忠岳の山容を思い出させたり、岩からの展望が白谷雲水峡の太鼓岩のようだったり、花崗岩の岩をちょろちょろ流れる川が屋久島の山岳部の景観のようで屋久島の魅力を凝縮したような山でした。
 
やはり、全国のいろいろな山に登ると屋久島との違いや同じところ、その場所場所の良さが分かってよいですね。

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