自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

尾瀬ヶ原に水芭蕉を訪ねて

2017年05月29日 | 日記
平成29年5月24日(水)曇りのち雨


宇都宮ハイキングクラブ定例山行

参加者17名(男11、女6) 小型バス(25人乗り)使用  ザック重量8kg
歩行距離約21km、歩行時間約7時間


昨年は6月1日に水芭蕉を訪ねて尾瀬に来たが、すでに水芭蕉の花は終わっていた。
今年こそと、再挑戦山行である。

ところが、今年は残雪がかなり多くて、水芭蕉の最盛期は一週間ほど遅れそうである。
しかし、残雪模様とその雪解けの中に可憐に咲く水芭蕉はまた格別である。

当初、昨年と同じく鳩待峠から尾瀬ヶ原、尾瀬沼を通り大清水に縦走する計画であったが
白砂峠や三平峠付近に1m以上のかなりの残雪があるという情報なので、周回コースに変更した。



<コースタイム>

城山4:30==鳩待峠7:35・・・山の鼻8:55・・・牛首分岐9:40・・・竜宮十字10:35
・・・見晴11:10-40(昼食)・・・赤田代分岐(東電分岐)・・・東電小屋12:35・・・
ヨッピ橋13:07・・・牛首分岐13:43・・・山の鼻14:25-40・・・鳩待峠15:50==入浴==
城山19:00



では、写真をどうぞ!!


今回の行程です。


さあ、出発!! 早く水芭蕉が見たいな。


木道の雪は除雪されているが、両脇には、まだ残雪が深い。木道は濡れていて、滑るので怖い。慎重に歩む。


下るにしたがって、木道は雪に覆われてくる。(I氏の写真)


突然、雪解けから、待望の水芭蕉の群落が出現。みんなが歓喜の声を上げる。


まだ、小さくて可憐だ。


さらに、進むと木道の脇にも。眺めながら歩く。


サンショウウオがお出迎え。(I氏の写真)


鳩待峠から1時間20分で山の鼻に到着。水芭蕉鑑賞に時間を割いたのと木道が滑るので時間がかかってしまったようだ。


尾瀬ヶ原に入る。牛首に向かう。(I氏の写真)


振り返るとどっしりとした至仏山がきれい。今月初めにあの大斜面を滑ってきたんだ。


ワニが泳いでいる?


残雪と新緑と水芭蕉。この時期ならではの光景でしょう。


残雪の尾瀬ヶ原の彼方には、雄々しい燧ヶ岳が聳え立つ。絶景である。


たおやかな至仏山とは好対照である。残雪を行く。涼しくて気持ちがいい。


逆さ燧が現れる。


木道の下に清楚に咲いている。霜にやられたとの情報であるが、この花は大丈夫のようだ。


残雪と新緑のコントラストも美しい。もう少し経つと新緑ももっと鮮やかになるんだろう。


牛首で至仏山を見ながら休憩。尾瀬ヶ原は冬から目覚めたばかりだ。


木道の下にワタスゲの蕾と黄色い花を見つける。


遠くの川のほとりに水芭蕉が群生している。


左手奥に景鶴山が見えてきた。5月4日に苦労して登って滑ってきた山だ。


中田代の下ノ大堀川のビューポイントから。


同じくI氏の作品。今年は雪解け水が多くて、水芭蕉が水面下に隠れてしまっている。


景鶴山が水面に咲く水芭蕉を見下ろしている。(I氏の写真)


水が吸い込まれて消えるポイント。今年はまだ水が多いので消えない。
白樺と水芭蕉がきれい。


ぐるっと木道を歩いて、さっき吸い込まれた水が湧出しているポイントを見る。なるほど水が川底から湧き出している。


竜宮に近づくと、リュウキンカが目立ってくる。


竜宮小屋だ。


10時35分竜宮小屋到着。予定より50分くらい遅れているが、ゆっくり休息。


これから、見晴に向かう。山に近づくから雪が多くなるかもしれない。


踏み抜きに注意しながら慎重に歩く。


左後方には、残雪の生み出す造形美と至仏山。(I氏の写真)


池塘に浮かぶ残雪を楽しみながら歩く。(I氏の写真)


尾瀬ヶ原残雪模様。(I氏の写真)


見晴が近づく。山小屋が3つか4つある。燧ヶ岳が迫ってくる。(I氏の写真)


見晴の無料休憩所で昼食。


「外がいいよ」という人たちもなごやかに。


30分の食事が済んだら、周回コースはまず東電小屋に向かう。やはり雪が多い。
しかし、みんな雪の尾瀬が初めてらしく好奇心たっぷりである。


東電橋を渡る。雪解けによるのであろうが、水量が多くて怖いくらいだ。


途中、水芭蕉の大群落に遭遇し、歓喜の声を上げる。雪解けした場所に一斉に咲きだしたのだろう。


最後尾から撮った写真は一段と迫力がありますね。(I氏の写真)


雨がかなり強くなってきたので、東電小屋の軒先を借りて、合羽を着る。


東電小屋からヨッピ橋方面に伸びる木道が雪に消える。


東電小屋のすぐ下にも水芭蕉スポットがある。I氏が熱心にカメラを向ける。


だんだん、ガスが掛かってくる。ガスと雪が幻想の世界を演出している。


ほどなくヨッピ橋に至る。5月4日は橋板が外されていたので、ちょっぴりスリリングであったが、
今はしっかりと復元されていたので安心して渡れる。


一筋の川に列をなして咲く水芭蕉。まさに水芭蕉!!


牛首分岐がかすかに見えてくる。


やっと牛首分岐に着く。ゴールが見えてきたかな。


山の鼻に向かう。


山の鼻近く、幻想の世界に。(I氏の写真)


そして山の鼻を経て


鳩待峠に無事帰還。計画より50分ほど遅れたはしたが・・・・


天気は曇りから雨になったが、お蔭で尾瀬の違った表情を見ることができて楽しかった。
残雪とその造形美そして新緑と水芭蕉、至仏山と燧ヶ岳と景鶴山などなど見どころ満載の山行だった。

最後に、今回はI氏のセンスあふれる素晴らしい写真をたくさん使わせてもらったので、きっと尾瀬の素晴らしさを
充分、お届けできたのではないでしょうか。


今回はこれでおしまい。



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コメント (1)
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