昨日は尾山神社の左義長と本殿などをアップしました。
昨日の続きですが、トップは回遊式庭園と図月橋
図月橋という戸室石製のアーチ橋は装飾的で、上面を凝灰岩の板石敷きとし、側面は櫓・土蔵などの壁に用いられる腰瓦が組み込まれています。
前田利家公の像
尾山神社は前田利家公とおまつの方を祀っています。
拝殿の横の蓮のオブジェ カエルさんが5匹
回遊式庭園
図月橋は何年か前から渡ることはできません。
尾山神社が建立される前は、当地には加賀藩主前田家別邸の金谷御殿がありました。現在の庭園は、江戸末期から神社の創立までの間に作庭されたとされ、江戸期に前田家が築いた最後の庭園といえます。
雅楽の楽器などの形をかたどった中島などが珍しい庭園造形が特徴です。形式は、池泉を中心に、中島とそれを結ぶ種々の形の趣向を凝らした橋が架かり、それらを巡ることができる回遊式庭園です。
見どころのひとつ、向かって左手奥の築山にある響音瀑は、石組に沿って左右に曲流する流れが豊かな景趣を生み出しています。現在は地下水を使用していますが、かつては逆サイフォンの原理で導水した辰巳用水の水が流れていました。
神門
尾山神社は、加賀藩祖前田利家を祀る神社として明治6年(1873)に創建され、神門はその正門として明治8年(1875)に建築されました。
建築当時、和漢洋折衷の神門は前例がありませんでした。尾山神社神門は伝統を踏襲せず、堅固をめざした、といわれます。
最下層の三連アーチの骨組は、日本建築の技法で組まれた完全な木造で、外側の石積みには加賀藩を象徴する戸室石が用いられています。三層目は四方に4色のギヤマンがはめられ、かつてはここに灯をともして金石近海を通る船に灯台の役目をしていました。
屋根頂部の避雷針は、現存する日本最古とされています。
神門造営以前の、創建時に建てられた社殿は伝統的な様式の神社建築ですが、同時期に造られた本殿を囲む玉垣はレンガ積といった洋風意匠が取り入れられています。このことから、玉垣が異色の神門造営の布石的な存在であったと考えられます。
(国指定)重要文化財
- 種別 有形文化財 建造物
- 指定 昭和25年8月29日
ギヤマン
📸Canon PowerShot SX70 HS
ここからは、一昨年アップしました。
和泉
池泉式回遊庭園
図月橋
クリック 昨日アップした記事です。
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