
昨日は、主計町茶屋街をアップしましたが、細い小路を曲がると暗がり坂に出ます。ここも、以前はほとんど知りませんでした。
webより
一歩折れただけで、昼間でも仄暗い裏道が
しかし、川の気配に満ちた、透明感溢れる表通りを一歩折れただけで、昼間でも仄暗い裏通りが存在します。
この裏通りこそが、主計町の魅力の真骨頂。
どこからともなく笛や太鼓の音が幽かに聞こえることもあり、まるで異世界に通じる空間のようです。
暗がり坂
坂の上の神社 久保市乙剣宮
暗がり坂から下を見る
逆に神社の横から暗がり坂に行けます。
まるで江戸時代?にタイムスリップしたよう。
泉鏡花記念館があります。
あかり坂 後日 雪が解けていました。
主計町は五木寛之さんの金沢あかり坂の短編小説の舞台になっていて、あかり坂の命名者です,
この小説を読みたくなってiPhoneアプリのiBooksで買いました 。
加賀藩士・富田主計(とだかずえ)の屋敷があったことに由来する、金沢市主計(かずえ)町。
尾張町方面から向かうと、浅野川大橋の右手が、茶屋街としては一番規模の大きな、ひがし茶屋街が広がり、左手が今回ご紹介する主計町茶屋街となっています。
主計町茶屋街のメインストリートは、浅野川に面しています。
男川と喩えられる犀川に対して、女川とも呼びならわされた浅野川のたおやかな風情とあいまって、非常に清明な雰囲気の漂う街です。
加賀藩士・富田主計(とだかずえ)の屋敷があったことに由来する、金沢市主計(かずえ)町。
尾張町方面から向かうと、浅野川大橋の右手が、茶屋街としては一番規模の大きな、ひがし茶屋街が広がり、左手が今回ご紹介する主計町茶屋街となっています。
主計町茶屋街のその裏道に、魅力的な坂道が二つあります。
三つの台地に犀川と浅野川が組み合わさってできた、高低差のある複雑な地形である金沢には、数多くの坂が存在します。
その中でも、もっとも金沢の人々に愛されてきた坂道、それが一つ目にご紹介する、この「暗がり坂」だと言えるでしょう。
名前の通り、昼間でも仄暗いこの坂、「暗闇坂」とも言われてきました。
この坂は、主計町茶屋街と、坂の上にある久保市乙剣宮という神社を結んでいて、かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通うために使われてきたと言われています。
本当に「人目を避ける」という言葉がしっくりくる、とても狭い坂道で、上から見ると、異世界へ続く不思議な舞台が設えられているかのよう。久保市乙剣宮の向いは、文豪・泉鏡花の生家のあった場所で、現在は泉鏡花記念館となっていますが、泉鏡花が子どもの頃、この暗がり坂を通って学校に通ったという謂れもあります。