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●10月の兼六園(2) 霞が池 親不知の鯉 栄螺山 内橋亭 唐崎松

2021年10月06日 06時00分00秒 | ★兼六園・金沢城・金沢駅

一昨日アップした10月の兼六園の続きです。 昨日は金沢城公園をアップしました。

 

栄螺山から霞が池

霞ヶ池(かすみがいけ)

兼六園のほぼ中心部に位置する、園内で最も大きな池。面積は約5800m2、深さは最も深いところで1.5mあります。栄螺山、内橋亭、徽軫灯籠、虹橋、唐崎松、蓬莱島などの名勝がこの霞ヶ池の周辺に配され、廻遊しながら四季折々の庭景を楽しめるよう配慮されています。

 

霞が池の親不知 

 

親不知(おやしらず)

山腹が霞ヶ池の水際に迫り、配置された岩の荒々しい様子が、北陸道の難所、新潟県の親不知海岸を連想させることから名付けられました。汀線は池の水の増減で石が見えたり見えなくなったりするよう配石されています。また、水辺にはコイ、フナ、ウグイなどが集まり、訪れる人の目を楽しませています。

 

 

 

栄螺山の頂上

 

下りる階段  ぐるぐる栄螺(サザエ)の殻のようになっています。 上り下りは2か所あります。

栄螺山(さざえやま)

13代藩主・斉泰(なりやす)が霞ヶ池を掘り広げたときの土を利用してつくった築山。高さ9m、周囲約90mで、山頂に「避雨亭(ひうてい)」と呼ばれる御亭(おちん)を配しています。頂上へ登る道は、時計回りでぐるぐるとうずを巻き、まるで栄螺の殻を思わせることからこの名が付きました。

 

霞が池 内橋亭

内橋亭(うちはしてい)

かつて蓮池庭内にあった四亭の一つで、霞ヶ池の西南岸に設けられた水亭。蓮池馬場の馬見所に建てられていたものを、明治7年(1874)、現在の場所に移築しました。栄螺山のうっそうとした樹々を背景に、石脚で支えられたこの亭は、まるで水面に浮かんでいるような印象を与えます。

 

 

唐崎松

唐崎松(からさきまつ)

13代藩主・斉泰(なりやす)が近江八景の一つ、琵琶湖畔の唐崎松から種子を取り寄せて育てた黒松。兼六園のなかで最も枝ぶりの見事な木です。雪の重みによる枝折れを防ぐため、冬にほどこされる雪吊りは兼六園ならではの風物詩。他の庭園では見られない、趣深い風情を紡ぎだします。

 

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