こんにちは。
年に一度か二度しか降らない雪が降りました。
10センチくらいのサラサラの雪は素晴らしく幻想的でした。
雪が降った山は、音が吸収されてとても静か。
なにかどこか知らない場所へ行ってしまった様な感じ。
サラサラの雪は、風が吹くと舞い始め、
それが太陽の光で七色に反射し、とても素敵です。
億千のダイヤモンドが舞い散っています。
ダイヤモンドって、ガラスケースの中じゃなくてこういうところにあるんだよ。
ほぇ~、とすっかり魅入っていました。
自然の芸術って本当に素晴らしいです。
この力強さと、考えられないほどの緻密で繊細な作品。
人間なんてちっぽけなもんです。
そんな幻想的な世界を見ながら、唐突に妖精はいるかもしれないと思いました。
ピンと張り詰めた空気とあらゆる生命が眠っているような静寂の中、
風と共に、踊るように白銀の世界を渦巻き、光り、時々木々の枝を揺らし、誰かが遊んでいるような感じ。
これはきっと妖精だな、と。
写真を撮ろうと思ったのですが、景色に圧倒されて、体験しなければ分からないような気がして撮るのをやめてしまいました。
ただその場に居ることで感じることができるこの気持ちを、どうにかこのつたない文章で伝えることができたらいいな。
こういう仕事をして、こういう場所に住んでいると、今日に限らず色々なことに感動します。
その感動を独り占めするのも悪くないのですが、分かってくれる人たちと共有するのもいいものです。
そう思うから、雪の中に一生懸命写真を撮りにいって、ない語彙力を使って四苦八苦して文章を作り、
私達の仕事を手伝ってくれた、あなたへ、
私達の活動に興味を持ってくれている、あなたへ、
私達の考え方を共有できる、あなたへ、
感動したことを伝えたいのです。
ささやかな楽しみなのです。
この写真は夏に作った竹道。
作ってくれたヤンとクレアは見てくれているかな。
すっかり雪に埋もれちゃったよ。
普段とは全然違う山に感動しながら、楽しみながら、色々なこと考えながら雪だるまを作りました。
昔は雪合戦もしたけど、今日は相手がいなかったので犬に雪玉をぶっつました。
ルルもぽちも忠犬なので、逃げずにぶつけられるがまま。
逃げない相手に雪をぶつけても張り合いがなかったで、雪を払ってあげました。
モトム、雪合戦の相手。
これは雪うさぎ。
玄関のウェルカムウサギです。
この下にはお花が冬の寒さに負けずにじっと耐えています。
春に向けて、力を貯めています。
生きるのは嫌なこともあるけど、大丈夫。
今日もこうやって生きてます。元気出してね。
それにしても、寒いです。
こんな日は早く寝るに限ります。
ではまた