彼岸の入は中秋の名月です。
海に続くなだらかな 山なみの上に、まん丸の名月が出ていました。
やまなみは 紺色に変化して、つきは、黄色でした。
すすきの穂のあいだに 暮れゆく薄墨色の 大空を背景に
黄色い月が出ていました。
山なみから ひろがるたんぼは まだ借り入れの終わらない稲が
月と同じ色の黄色に広がっています。
空気は稲の匂いをはらんで 少し土臭く しのびよってきました。
写真では あまり良く取れないので、文章で書いてみました。
帰りのみちすがら 二 三人の人がすすきをとっていました。
あまりに、世界はいつも不条理に満ちていて 日常生活のバランスをとるのは、
むつかしいと思いませんか。
だからきっと、こんな平和な日常を見ると わたしはここに居ることができるんだと思うのです。
海に続くなだらかな 山なみの上に、まん丸の名月が出ていました。
やまなみは 紺色に変化して、つきは、黄色でした。
すすきの穂のあいだに 暮れゆく薄墨色の 大空を背景に
黄色い月が出ていました。
山なみから ひろがるたんぼは まだ借り入れの終わらない稲が
月と同じ色の黄色に広がっています。
空気は稲の匂いをはらんで 少し土臭く しのびよってきました。
写真では あまり良く取れないので、文章で書いてみました。
帰りのみちすがら 二 三人の人がすすきをとっていました。
あまりに、世界はいつも不条理に満ちていて 日常生活のバランスをとるのは、
むつかしいと思いませんか。
だからきっと、こんな平和な日常を見ると わたしはここに居ることができるんだと思うのです。