やまびこ農場ブログ~北沢ニジマスセンター・食べ物工房旬~

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霊長類の親はやりたくない

2008-11-07 22:17:34 | Weblog
霊長類とは、呼んで字にごとく寿命の長い哺乳類、猿、人間を言います。人間の場合、生物学的寿命は120才といわれます。現実には、さまざまな要因で身体と体に与えるダメージにより、この数字から引き算されてその人の生きる時間が示されることになります。
そして、何よりも人間は生まれたときから、親、特に乳を与えるものの庇護の元に成長し、なんと身体的大人に成長するまで20年ほどかかります。

にじますセンターのニジマスが2年で親になり、卵を産むのとはなんと違うことかと思います。

さて、この20年間に人間はただ体だけが大きくなるというのではなく、心も成長していくことになるのですが、この心の成長のなんと手のかかることかとため息。

第一次反抗期は、まあ体も小さいし、何とか親の言うことも聞くので乗り切るものの、問題は、次の第二次反抗期です。
昔の詩人は(ゲーテ)は言いました。「疾風怒涛」の時期と。
心も体も不安定でその時期をうまく乗り切ればいいのですが、大麻吸ってつかまったり、人をあやめたり、時には事故死したりと、親は、なんと悲しむことでしょうか。

すべての権威を疑い反抗し、自我を確立する過程とはいえ、その矛先は時として身近な親に向けられたりするわけです。
親とはいえ、完璧ではありません。子供の一挙一動を監視しているわけにも行かないし、そんなことしたら、「だまってろ。くそばば。くそじじ。」という悪態が帰ってくるだけです。

「こんなのやってられねー。」と思いつつ、親は親で子供は子供。

やっぱ霊長類の親にはなりたくない。
カマキリだったら、卵産んで自分は死んで後は『バイバイ』

すきなようにいきてくれでいいもんね。

では又、おいでください。


今日は生姜の収穫でした。大変でした。進まなくて。



バイバイ

2008-11-06 09:28:31 | Weblog
やまびこ農場には、たくさんの農業機械があります。稲つくりのための田植えから収穫するまでの一式の機械。たとえば、稲の苗を植えるための田植え機。あぜ草を刈るためのチョッパー、収穫するための一度に六列の稲が刈れるコンバイン。と
機械のために働く機械貧乏です。農業は機械がないと生産があがらない、そのために機械を買う、買うと、機械代のために働く、そんな構図が農業の一面です。

さて、有機農業のために、やまびこ農場ではたくさんに堆肥を作っています。その重い堆肥をすくってトラックに載せるのが、ローダーという重作業機械です。

このローダー30年も使っていました。やまびこ農場の歴史そのものです。
牛豚を飼っていたときは、糞尿を処理し、田んぼに出かけては、堆肥をまき、
ジャガイモのときは、重い鉄コンテナに入った1トンのジャガを持ち上げました。

それが、エンジンを焼きつかせてしまって、修理しようにも部品が古すぎてないとのこと。

さよなら、さよなら、いとしのローダーちゃん。
あなたは、よく働いてくれました。いつまでも忘れません。

朝日の中に、去っていくローダー、どこかで、また使われますように。



ヤマメの卵の目ができました。

2008-11-04 21:05:47 | Weblog
ヤマメの卵が採卵したのは先月の中ごろですが、
その卵の目ができ、5ミリほどの玉の中で、なんと「うごいているのです。」

たくさんの卵が受精しますが、孵化しないで、死んでしまうものもたくさんいます。それらは、白くなってしまいますので、取ってしまいます。
そうしないでおくと、生きている卵もカビがうつってきて死んでしまうからです。

生きているかなと、毎日見て、日の光にすかしてみたりしていると、
何の変化のない卵に、赤い点ができそれが線になっていきます。
血液と血管ができています。その頭の方に黒い点ができ、それが二つにあるのが分かる頃に、その二つの黒い点がひっくり返ったりします。

小さな卵の中で、生きているのが分かります。


人間の胎児との胎動と同じです。

写真に取れなくて残念ですが、指でつつくと動きます。
 
感激です。

今週はイワナの採卵が始まります。

さて、やまびこ農場では、先日来年のジャガイモの種芋が早くも届きました。
期待のアット君がそれはそれは上手に機械を使って大型トレーラから種じゃがをおろして、倉庫に格納しました。寒さを乗り切って早くも
年明け2月にはジャガイモまきの開始です。

カマキリって感情があるみたい。

2008-11-02 23:48:57 | Weblog
感情が有るのは人間のような霊長類にしかないと思うでしょう。
ところがそうでないときによく遭遇します。
まず、ニジマスとヤマメです。朝、池に行くと、必ず水切りみたいに魚が池の表面をしっぽで、横切っていきます。
「やあ、ドッチラ。おはよう。今日もげんきかい。」と声をかけているのです。

この写真のカマキリ。このカマキリの目を見て。
しっかり人間の目を見て、「じゃましないでよ。」といっています。

よく思うんですが、人間は万物の王者と我が物顔ですが、どうも、そうではなく、大きな自然の摂理の中にいるような気がします。

特に人間の少ないところではよくそれを感じます。