本日2022年1月15日18時頃東大本郷近くで17歳の高校生が17.8歳の高校生(2名)と70代の男性を刺した事件が発生。詳細は不明だが「勉強がうまくいかず死のうと思った」で、傷害に至った事件。
そもそも若いときは、その先など見えていない。一寸先は闇だ。まして今はますますそうなっている。自分のどこに才があるか、得意分野があるかは、よほどの子でなければ分からない。相談できる友、兄弟姉妹、親、教師などがいなければ、ますますそうだ。
同時に一番ナーバスな年頃であり、精神の揺れも激しい時期。やられた方もたまったもんじゃない。
自滅願望が近年増えているように思う。自分が自滅してはしょうがないのだ。「構造改革」で、可能性がどんどん削られているから先はますます見えなくなる。鷹揚に構えるしかないのだが、難しいのだろう。支え合える関係だって、消えて無くなりそうだろう。深まる貧困化は、若者の自暴自棄を加速していく。若者への手助けは、食べ物ばかりか、良き友達、相談相手なはず。
自他に向かう暴力性は、考えて真の敵に向かうべし。そして暴力性を克服していかなければならない。本件で言えば、結果的に殺人にならないことを願うばかりだ。
こうした事件を抑えるのが良き政治だろうに。もどかしい。命どぅ宝なのだが。