おはようございます。今日も寒い名護の空。曇
あと6つ寝るとお正月を迎えます。頭の掃除やら、部屋の掃除をしないとならないし、年末・年始は次に備える準備期間。年内の撮影はあと2回を予定しています。
昨日は那覇の本屋さんで過ごしました。久しぶりに思想書と歴史書を巡りながら探索。こんな本があるのかとか、あれ再版されたんだとか。国家が自滅に向かう時代に、私たちは如何にしたら生き延びられるのか? 改めて世界を見直さなければならないでしょう。思いやられますが、私なりに可能なことはやっていきたい。
昨夜はたまたまバイオリニストの五嶋みどりさんのバイオリン演奏を聴いた。ネットの音だから、そこはともかく、私が感嘆したのは彼女の集中力。自分と他者の演奏・音と向き合いながら1時間を超す演奏に、凄いねと唸る。
何をやっても集中力がなければ、できないことばかりだ。鍛え上げるしかない。他人の異分野の努力を見ることは、やはり刺激的。
24日の強風下の残照は、触覚で、風に耐える姿勢を取り、視覚と聴覚で、雲(太陽光)の動き、波の跳ね上がりを追いかけ、砂浜に浸透する様を確認しつつ撮影した。音楽と違い、全てがハモることはない。しかしある種のハーモニーを作りだしたい。太陽と雲は、微妙に、雲間と海上の光を変化させており、そこに波間が被るから、正確なリズムを刻まない。そこに海水の変化があり、多重な演出が展開される。そのうえ、吹き上げた霧状の海水がレンズに付着したり、反射光も複雑怪奇。全く予定外の絵になっていた。こうなると、腕よりも運。そうは言っても集中力がなければできないことだ。
夕方の暗くなる時間だから、強風の影響はもろにでる。細心の注意をしていないとブレルのだ。耐風姿勢を取ることは必須。カメラの濡れを最小限にするためにも。そうしていると、寒さも忘れる。
考えてみれば、こうして確実に結果を出せるものは幸せだな。目に見えない漠とした世界は、悩ましい。漠とした世界に包まれている2022年年末の悩みは深い。
年が明けたからといって、何かが変わるわけではない。