2019年11月14日 曇り 平得の陸自駐屯地建設現場の周囲を巡る。
川原でバスを降り、まず今日目指すところを確認。ここから西北西に約1500m。丘の下。右上の山は於茂登岳(525m)。もしも北から攻められても2重の守りがある。その両サイドは、農地が広がる南側はどうなのか? 8:11
川原公民館。全くごもっとも。8:13
三和を経て、北東へ。
右の丘がピーク139m。左が給水塔。8:48
南側から撮影。
左折し、この給水塔へのルートを探した。鍵が掛けられており、行き止まり。「二又給水路」とある。9:12
農地が続く。正面の山波は桴海於茂登岳(左)からホウラ岳。その下の緑が底原ダム(農業用水)堰堤。9:21
近くでは怪しい工事が行われている。
水路があふれているが。ここは肉牛の牧畜業の敷地(道路から撮影)。9:29
途中の道路工事中の道で。ヤエヤマセマルハコガメ(国指定の特別天然記念物)。9:35 名前が長くて覚えきれない。
こんな道でだ。9:41
二又給水路からの管路工事であって、当然の工事とも言えるのだが、この時期に大規模でやることに不自然さを感じるのだ。要確認。9:42
工事主体が沖縄総合事務局で国の機関。
牧草地が周囲に広がる。右の学校が大本小学校。画面の左端が駐屯地(対艦ミサイル対空ミサイル部隊など)予定地。大本小から約1000m。10:12
宮良川を渡る。10:32
水路沿いに行くと於茂登取水場。10:49
予定地まで直線で2000m。上に真栄里ダムがあり、島人の水源だ。
於茂登集落に着いた。開拓の碑。11:40
この集落の方々は、1950年代に、宜野湾市伊勢浜から農地を米軍に取り上げられて、たちいかなくなり、石垣島に移転してきた。
1957年から25周年の記念碑。
また苦難を押しつけるのか?! 米日政府のこの62年、74年を思う。
於茂登岳方面に歩く。
見慣れぬ小さな花。白さがまぶしかった。11:54
森の中を行く。リュウキュウアサギマダラ。12:32
同じく。12:38 「沖縄県の蝶」の候補に挙がっていたが、オオゴマダラに席を譲ってしまった。私はこっちを押していたのだが。
サキシマフヨウ。12:48 淡い桃色が美しい。
前から見たら、ただの白だ。12:52
嵩田山の尾根の北側を西へ進む。肝心な建設予定地は稜線に阻まれ見えず。
森の中。13:12
つる性の植物が枯れ枝を掴んでいる。いいえ、掴んでいたら、小枝が折れたのだろう。やや不思議。
嵩田山の尾根に入る。東に向かう。
黄色の花にタイワンキチョウ。花はリュウキュウトロロアオイ。13:25
暗くて蝶がブレる。
これでどうだ。2頭。13:26
こういう時間は幸せ。
藪に赤い実。ナンゴクアオキ? 13:52
晴れ間が出てきた。ヒカゲへゴ。台風で倒されたのか。14:03
尾根の上から陸自駐屯地工事現場が見える。南東に数百メートル。14:21
この付近の森は県有林か。八重山農林高校の演習林だ。14:40
その隣に基地ができるのか?! ふざけてる!
嵩田山の尾根を北へ下る。
野生動植物保護地区の図。15:00
於茂登集落に戻る。
於茂登から南に平得に。基地反対のポスター。16:02
もうひとふんばり。川原へ。バスは三和からだ。
三和のバス停で待つ。17:27 遠くにこれが見えた。
「れいわ」などと馬鹿な名前をつけおって!
バスは18時か。お疲れ様でした(自分に)。