2023年10月26日(木)晴れのち曇 ① 今日で3日目=帰る日なのだ。空港に向かわなければならず、大きなザックを背負うのはたるいが、戻ってくるのは、時間の無駄だ。行くしかない。
昨日と同じように、バスで開南に向かう。
開南交差点。ここから工事現場まで約600mほどだろう。9:17
左端。北西方向。地盤工事だろうか、土砂がどんどん押し出されている。
後ろ(南西)をふり向けば、月桃の実が美しい。9:19
9:42 北西側。3カ所で、土砂を排除している。
9:42 開南や於茂登の人たちは、この現場をみながら、どう思いながら過ごしているのだろうか。
動揺しているだろうな。
今朝は自衛隊の動きがないようだ。ここを通過する自衛隊車両がない。別の道を通っているのだろうか。10:05
石垣駐屯地のバックは嵩田山の尾根。この駐屯地は北西側をこうした山で守られている。
10:13 平得から東へ。宮良川を渡る。右の奥が於茂登岳。沖縄県で一番高い山だ。また登ってみたい。
日陰で一休み。於茂登岳、桴海於茂登岳。10:25
山腹に於茂登の集落が見える。
宮良川を越えて高さを稼ぐ。基地内がみえないか。10:25
燃料タンクの出ばりが3つ。
左側。左の奥は開南の集落。この工事現場に何ができるのだろうか。デカそうだが、調べてみないと分からない。10:25
2023年3月開庁と言うが、形式だけだ。
彼らは山に隠れて地下に塹壕を掘れば、抗坦性ばっちりだ。住民は対艦ミサイル部隊から500mも離れていないところに住んでいる。八重山農林高校の実習林は隣接している。
ミサイル戦争が始まれば、住民は逃げる暇もないだろう。その前に、住民が逃げ出せば、軍・基地の側は万々歳。軍事演習を拡大してくるだろう。シマンチュウがこの島で暮らしていくことが平和への第一歩だ。しかし怖い。
私たちは何をしたら石垣島や与那国島、八重山、宮古島のシマンチュを支えられるのだろうか?
防衛省は、このRD演習を地元の市町村に説明しても、「ここが最前線になります」とは言わんだろう。市長も一通り聞くだけで突っ込んで聞き出さないのだろう。トータルで考えなければならないのに、部分しか見ない。対中戦争を辞さずの市長では、話にならない。
石垣駐屯地は、防衛省の概説(HP)に寄れば、八重山警備隊(これだけが第15旅団傘下)、第7高射特科群(第348高射中隊ー対空ミサイル部隊)、第303地対艦ミサイル中隊などが配備されている。西部方面隊の直轄部隊だ。
統合幕僚監部ー陸上総隊ー西部方面隊ー石垣駐屯地と指揮系統ができあがっている。それだけじゃございません。海上自衛隊も航空自衛隊も統合幕僚長の一つの指揮下で「統合軍」として動く。この元締めは、米国ペンタゴンだ。何しろ日本側は米国政府・軍部に何も言えないのだ。言う気もない。言えるならば沖縄の負担は大幅に軽減されているはずだ。事故対処も常にあとになることもないはずだ。国内法を在沖米軍に適用させることも当たり前。何もやらせていないのが、この「国の常識」という破廉恥さ。
(続く)