2023年10月25日(水)③ 晴れ
嵩田山の尾根から戻ってきた。
於茂登岳(左) 於茂登でひとやすみ。12:51
開南に向かう。13時半過ぎ。
注意! カンムリワシを守ろう! 於茂登小学校 13:39
道沿いにある看板「カンムリワシの子育ての森をうばわないで」13:45
誰に訴えているか? 森を壊して軍事基地を建設した防衛省、この国にだろう。
於茂登小学校脇 アカバナーが美しい。13:46
駐屯地はここから南西へ約1000m先。
駐屯地の前を行く。この道沿いにゲートはない。
左(東)側に駐車場ができている。自衛官の駐車場だろう。14:00
ナンバープレートを見ると熊本、長崎、佐賀もあった。
自衛官というのはドサ回りだから、マイカーも転勤とともに動き、各地のナンバープレートの車が集まっていることが多い。
14:06 この左奥に駐屯地のゲートがあるようだ。
私はちらっと立っていた。
大型トラックが市街地方面から入っていく。隊員が乗っていた。「15特防」だ。14:08
それは何か?
左に回り石垣駐屯地のゲートに入る。14:08
「15 特防」とは「第15旅団特殊武器防護隊」のこと。この駐屯地に居ない部隊だ。
RD(レゾリュート・ドラゴン)23で来たわけだ。
防衛省のRD説明文書に、この第15特殊武器防護隊が来るなどとは書かれていない。「陸上自衛隊 約40名(西部方面航空隊、陸上総隊(第1ヘリコプター団)、石垣駐屯地業務隊)としかないのだ。そもそも「西部方面隊司令部」や「第15旅団」と書かれていないことが問題だ。ここに最前線司令部(日米の共同調整所」)を置くとあるのに、対応できる部隊の名前がない。海兵隊は「第3海兵機動展開部隊」とあるのに、この通りだとしたら「共同調整所」て誰と調整するのかね。
尻尾を出して、頭を隠すのか? 米軍はマルチ・ドメイン・タスクフォースが来ているのだ。多領域(電子戦、サイバー戦、宇宙戦)横断作戦をやるバリバリの陸軍部隊だ。オール・シークレットの領域作戦部隊だもんね。
話しを戻すが、その最前線にこの特殊武器防護隊が配置されていると言うことはー
彼らはN(核)B(生物)C(化学)兵器対応部隊。中央特殊武器防護隊ができて今年で15周年。西部方面隊傘下に、第4師団(福岡県)第8師団(熊本県)、第15旅団にそれぞれ編成されている。2010年に第15旅団ができたとき「化学防護隊」が新編され、2011年「特殊武器防護隊」がつくられた。 「15特防」はNBC偵察車ももっている。
要するにNBC対処部隊を置くと言うことは、石垣島もNBC攻撃をうけるかもしれないとの判断だろう。NBC偵察車でここに核がここに化学兵器がと検知したとして、それは自軍の作戦能力を維持するためであって、住民に広報されないだろう。防衛省さん、どうなの?!
開南に向けて歩を進める私。
ちらっとサトウキビのあぜ道に入る。まだ建設工事やっている。14:14
奥に行くと。
石垣駐屯地に2本の旗が。14:34
共同演習だからこの旗が並ぶことはあるのだろうが、私は顔面を殴りつけられたようなショックを受けた。
米軍に占領された石垣島、のようだ。
ワイドでみれば、燃料タンクが広がっている。右奥は於茂登岳。14:36
開南の集落へ。
公民館のけいじばんに。日米共同訓練反対の集会の案内と、本日の基地建設作業の案内。14:44
これが今の石垣島なのだ。
この看板が見えないのか! 於茂登公民館の掲示だ。14:47
開南の交差点から見上げる。ぽつっと2本の旗も見える。14:53
こうだ。14:57 これが今の石垣島だ。
腸、煮えくりかえる私。
出てきた陸自のトラック。15:02
西に飛ぶ海保のヘリ。15:06
暫く動向を確認しよう。
左(西)側。まだまだ工事中。15:06
交差点に掲げられている立て看板。「開南は命はぐくむ水のふるさと」開南公民館。15:07
私はこの場面を何度撮ったか知れないが、基地の建物が建ち上がってから初めての撮影だ。
建設工事が進んでいる。15:35
開南交差点を突っ走る自衛隊2分の1屯トラック。15:38
正面が於茂登岳。左山腹が石垣駐屯地。右の赤瓦が開南の集落。手前はパイン畑。16:08
16:12 石垣駐屯地を見据えて立つ「ミサイル基地はいらない」
私は宿に戻る。(続く)