2年半前の1月11日建国記念日の昼ごろ 図書館から帰ってきたら足が痺れて どうにもおかしいので救急車を呼んでもらって・・受け入れ先が決まって かついで下ろしますね・・と救急隊員に言われたまでは覚えてるのだが 奈落の底に落ちるように死出の旅を途中まで行った。今となっては笑い話だが 11時間の大手術を経て10日後にICUで意識が戻った。挿管されて拘束されたたんで何がなんだかわからなかったのだけど 急性大動脈乖離スタンフォードAでマジ死にかけたそうだ。生還率7% 生還しても足を切断したり腎不全で透析になるのが7割くらいだそうで あたしみたいに外見 胸に大きな手術痕があるくらいで五体満足なのは2%くらい。まあ製造番号つきの人工血管は2本入ってるが・・都合3ヶ月の病院暮らしが忘れられない死からの帰還の旅である。まあ 普通旅行の思い出というのはイベントはあるにせよ生死に関わるわけではないのだが このツアーは一歩間違えば行ったきりの旅である。都合ツアー料金1300万強。高い旅行代金である。薬を飲まなかったり タバコ吸ったりしてると また同じ行き先のツアーのお誘いが来るんだが ごめんこうむりたいw
日経のコラムで 京都百万遍の京大吉田キャンパス周辺のタテカン(立て看板)を京都市の屋外広告物条例に違反するとして撤去し 学生が保管場所に侵入して取り返そうとする・・なんて泥仕合をしてるが。ここでも書いた百万遍ハイライトは吉田校舎と今出川をはさんで北側にあるので 飯食いに行くたびに見てたわけだけど 60年、70年代の学園闘争や反戦運動の時代ならいざしらず 多少政治的なものはあるにせよ サークルの勧誘だの軟派なものがほとんどである。日経に言わせりゃ 学園祭のノリである・・そうだが 当時を知るものにとっては そうだよなぁ・・と納得するのだが 今あそこに政治的な意味合いの無いタテカンが必要なのか?と言えば 意味は無いと思う。日経のコラムニストは学生の表現活動をしゃくし定規に規制しては収拾が・・と言うが 政治的意味合いのないタテカンには そもそも存在意義は無い。筆者はタテカンを含めて京都らしい場所というのだが 同意しかねる。あの当時の京都を知ってるものなら 荒神口にも今出川にもそれはあったが もう歴史の1ページである。実の無いタテカンなんかいらない。そう思うのはあたしが歳をとったせいだろうが・・
Hanakoを友人が貸してくれた。何気に値段を見たら700円・・高いw さてなんでHanakoなのかというと特集が ひみつの京都 なのだ。で ぱらぱら見てたんだが 今一番行きたいのは五条・・って あんた五条って 元五条楽園て赤線地帯だし 誰もが知ってる会津小鉄会の本拠じゃないか・・まあ写真がきれいに撮れてるので メジャーになりすぎた観光地より まだマイナーな・・ってところがひみつの・・らしいけどw 京都に部屋は欲しいがここらへんは なるべくご遠慮したい場所である。さて またHanakoの記事だが ランジェリーメーカーのワコールがプロデュースした町屋一軒貸の宿で 京の温所岡崎ってのが出てる。町屋をリノベしたいかにも若い女性向けの宿泊施設だが ちょっと概要を見てみたら二人で一泊一人当たり3~4万である。こういう法外な値段の宿(食事もつかないけど)が存在できるのも京都ならではだ。あたしの基準は学生の街京都だから もうこの値段見ただけでお腹いっぱい。リーズナブルな朝の定食が2500円~とあるのを見ると Hanakoの読者ってどんな高給取ってるんだろうと思う。あたしなんか ハイライトの630円のジャンボチキンカツ定食で あ~京都だなぁ・・と思うのだが。前を通るだけでしかない出町座(飲食もできるミニシアター)が出てたり あたしが酷評した永江朗氏の そうだ京都に住もう・なんかを取り上げてるところがいかにも・・である。あたしは住んでたから見方が違うのかも知れないけど 観光京都ってこういう切り口なのか・・と思う。それが悪いわけじゃないけどなんか違う。まあ 全国誌で特集が組まれて 綺麗な写真に惹かれてどっと押しかけちゃうと そこはもうひみつでもなんで無くHanakoお薦めの・・ってなっちゃうわけで・・正直なところ今以上に観光客が増えて欲しくない・・というのが本音なのである。もう容量を飽和してると思うのだが・・
京都に足場を作ろうと 色々画策してる話を書いた。昨今東南アジア それも中国や韓国からの旅行者が多いので 四条なんか歩いてると前から後ろから中国語や韓国語が聞こえてくる。せっかく京都まできて こんな環境を歩きたくないのだが仕方ない。大阪の実家から京阪に乗っても 京都駅から市バスに乗っても彼らは目立つ。大きなキャリーケースに大きな声であたりかまわず話してるからだ。まあ民族性なんでしょうがないとは思うが うちなんかは人に迷惑かけないように荷物も少なくして抱えてたりしてるのに でかいキャリーケースを2つも通路に並べて大声で騒いでるのをみるとさすがにうっとおしい。まあ全ての中国人や韓国人がそうだとは言わないが いかんせん数が多いので目に付く。去年の訪日観光客が2400万人を超えたそうだが 政府は2020年までにこれを4000万人まで増やそうと無茶なこと言ってる。あたしが京都に固定の足場が欲しいのはこのインバウンド需要によるところが大きい。というのは 以前なら多少高いことはあっても宿が取れない・・ってことは無かったのだが 最近はシーズンはどこもいっぱい。連泊しようにも宿が取れないのだ。仕方なく もう部屋借りるか買うかしか無いなーと思って探してるわけ。洛中のワンルームの中古の部屋なら築30年位と古いが600万くらい出せば買える。えー600万?とか言われそうだが 弟が買ったBMWの5シリーズがそんなもんだ。まあ 維持費がかかるのは同じだが 車のように6年で減価償却するわけではないのでそれもありか・・と思う。で 色々物件を見てるうちに面白いことに気がついた。京都の土地って 間口が狭く奥行きが深い狭い土地なんだが そこにマンションとか立ってても北東の角が凹んでる。なんでこんなわけのわからん建て方をするのか?と不思議に思ってたんだが いろんな本を読んでるうちにその理由がわかった。北東の角つまり 鬼門封じなんだそうな。わざと北東の角を作らない つまり鬼門を避けてるのである。これが戦後の建物 それもマンションなんかでもそうなんだから恐れ入る。まあ 屋根瓦の上の鍾馗さんなんかもそうなんだが 1200年の都京都である。京都では四神も言われる。東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武である。これを題材にした話が 万城目学の鴨川ホルモーだったりするわけだが。普段の生活の中に伝統や歴史がある。そんな京都が好きなのだ。狭い京都 不動産は高い。なかなかいい物件に出会えないのが そのうち・・と思いながら京都通いは続くのである。
大動脈乖離なんていう生還率7%の大病を患ったわけだが 大手術する前と同じではない。まあ 脳と肺にいく大動脈を人工血管に置き換えたわけだが 退院時に主治医に酒は少しならいいけど 煙草は絶対駄目と言われてたのだが・・ヘビースモーカーでは無いのだが 倒れるまでは1日10本くらいは吸ってた。死にかけたんで 止めればいいのだが どうしてもニコチンが欲しいのである。ニコチンは血管を収縮させるので命取りになるのだが それでも吸いたいのだ。で 隠れてこそこそ吸ってたわけ。ただし本数は大幅に減って一箱を1ヶ月だから2日に1本くらいのペースだが。元々はパイプ煙草を吸ってたので完全に止めるのは難しいぽい。まあ これくらいならばれないだろうとたかをくくってたのだが 吸わない人からみるとすぐわかるらしい。 なんか煙草臭いと言われてたんで そのうちばれるだろうと思ってたけど 今日嫁はんが出勤した後に非常階段で吸ってたら なぜか戻ってきてばれた・・ そういう人とは思わなかったとなじられたが まあ そうなんだが どうしても止められない。死にかけてもこれなんだから 禁煙するってのは難しいものだと思うが・・これまでは月に1カートン両切りを吸ってたのを いきなり1ヶ月1箱まで減らしたんで これくらいは・・とは思うのだけど これでも駄目なのはわかってんだけどねぇ リスクはゼロにするべきだと思うのだが どうしても止められない。二日に1本くらいの頻度なんだが これでも駄目なのかなぁ・・と思う。ほとんど命がけで吸ってるわけだが あたし自身もこれで死んだらやばいよなぁ・・と思うのだが 止められないのである。で これからどうするか・・というのが思案のしどころであるが・・日中や夜 呑んだ後なんかは普通吸いたくなるのだが あたしは時々朝1本だけ吸いたいだけなのだ。