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メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

世阿弥―花と幽玄の世界 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

2023-12-13 15:47:11 | メンタルヘルス
白洲正子著 講談社刊 1996年初版 234P 1210円
白洲正子さんのお能に関するエッセイだが エッセイといようり世阿弥を通したお能の解説本。白洲さんの著作は片っ端から古本のハードカバーで買ってて これは文庫しか出てないので後回しになってた。それにお能はさっぱりわからん。歌舞伎は江戸だがあの大げさで煩いのも好かんし 古典芸能なのにVR混ぜで新作 最近ではコミック原作やら初音ミクまで持ち出して来てるので 更に好かん。古典芸能なんだから古典を極めたらいいんでないの?と思うが大衆芸能だしなあ。新作が未来にわたって残るとは思えないので まあどうでもいい。お能・・て京都だけど 京都でも身近な人は一握りだろう。四条に南座があって年末になるとまねき上げするが なんで京都で歌舞伎なのか謎だが お能は掴みどころがわからんので更に難解なんで避けてた。あたしはお能の知識はゼロだ。世阿弥 名前は知ってるだけ。これも買うか・・の前に図書館で借りて読んでる最中だが 頭悪いからだろうがさっぱりわからんが なんかすごい。20Pくらい読んだところで欲しくなったんでamazonで手ごろな古書をポチった。新本は文庫で1200円もするので手が出ないし ちょっと読んだ限りではどこまで理解できるかわからんないくらい難解だ。白洲さんがわかりやすく解説してるんだが それでもわからんw 既に配達待ちなんで無理して読まなくてもいいんだがあと40Pなんで読んで返しちゃおう。誰にでもお薦めできる本では無い。難解だし解説されてもなお難解だが なんとなくお能の本質みたいなもんが世阿弥を通してぼんやり見えてくるからすごいな・・と思う。余談だが図書館の本なのに鉛筆だが傍線引いてるバカがいる。文教都市の図書館でもこれだ。マナー以前に本に失礼と思わんのか?と思うが 流石東京だな・・と思う。さて読み終えたが走り読みだが幽玄の世界を遠くからちょっと垣間見れるようになっただけでも大きな収穫。お金払ってでも一度観に行こうか・・という気になったからびっくりだ。世阿弥もすごいけど白洲さんもすごいな・・と思わせる一冊
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麻布台ヒルズ

2023-12-13 13:57:22 | 日記
配信のニュースを見てたら かなり不評らしい。迷路のようでフロアが分かりにくいとか 150のショップのうち準備中がまだ1/3あるとか・・ペントハウスは300億とかw 麻布ってあたしには 親父がスイス大使館の武官付きだったというだけで どんな所かすら知らない。大体20年以上東京で仕事してて 都内の地名が頭の中でプロットできない・・てのが問題なんだろう。まあ山手線の内側のどっかにある高級住宅街なんだろうな・・としかわからん。都内でなんとかプロットできるのは新宿駅だけで駅出たら迷子になること必須だ。新宿駅に隣接するバスタ新宿ですら迷うんだから仕方ない。親父が自衛隊で佐官だったので定期的に転勤があっていろんな所に住んだが 官舎ってボロ家ばっかで お金持ちの同級生の家に遊びに行くとすげー・・とか思ったがそれだけ。東京で初めて部屋を買った時も中古だったし お金無いからタバコのヤニで茶色くなった壁紙を張り替えもしないで彼女と二人で笑いながらペンキ塗ってそれで満足してた。同僚で河口湖に別荘買った人もいるが あたしは山奥で現場仕事人みたいな恰好でチェンソー振り回して充実してたから何がいいのかわからん。300億のペントハウスねぇ まあ最近は大谷の1100億の年俸もあるから買える人はいるんだろうが・・ 京都で河原町通を下がってくると七条あたりから高層のマンションがにょきにょき建ってる。高層と言っても市内は31mの高さ規制があるので11階までしか建たないんだが なんか寒々しくて生活のにおいがしないので魅力が無い。西陣で中立売や千本の商店街のそばにいたので 普通のおっちゃんおばちゃんの隣がいい。都心はクリーンで高級なんだろうが無機質すぎて魅力を感じない・・とここまで前振りですw 京都に戻りたいので部屋か町家を探してるが洛中はまあ高い事。ただ学生向けに建てられた1Kマンションなんかは4万くらいからあるので借りてもいいかな・・とは思う。最近体調が悪いんで 親より先に逝きそうなんで 少しぐらい贅沢してもいいよね。洛中の町家はもうあたしなんかの手が出ない価格帯なんではなから相手にしてないが右京あたりだと安い戸建てがなんとか買える値段である。15坪再建築不可築年不明なんてのが980万とかでアルファード買う気になれば買えるw 中の画像を見てみると元長屋の町家を走りをつぶして床あげて流し置いたな・・だったり町家の急な階段がそのままだったり 坪庭側に無理やり増築してお風呂つけたな・・とか 2畳の和室とかで ああこりゃ昔の長屋を改築(未登記分あり)したのがありありと見えるのが面白い。玄関側と坪庭側にしか開口部が無いのは長屋だった証。洛中の大きな商家なんかの町家とは違って いかにも庶民が・・てとこがいいんだが 町家にロマンがある人には閉塞感がすごいから到底受け入れられないだろう。 岩倉の元農家なんか980万で7DK別棟あり車庫作業場ありなんか魅力的だが 水道は簡易水道で裏に清流が・・ていいけど 駅からバスで33分徒歩13分の山の中なんで軽トラでも無きゃ生きて行けん。府立大か京大病院までは1時間近くかかるから ここで倒れたらお星さま必須だ。古い家はロマンがあって良い。自分で手が入れられるなら楽しいおもちゃになり得る。家をおもちゃと見れる人以外は無理だけどねぇ。まだまだ京都の部屋探しは続くが見つかる前にお星さまの可能性が高いのが難だが見てるだけでも結構楽しい。今日は彼女は在宅。今月は30hしかjobが無いから 食えないよー・・とぼやいてる。
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京のわる口

2023-12-13 00:18:11 | メンタルヘルス
秦 恒平著 平凡社刊 1986年初版 204P amazonのマケプレなら初版のハードカバーなら込350円~ 2012年にソフトカバーで再販されてるが これは新本が1320円で古本は750円~なのでお好きな方をどうぞ。なんで40年近く前の本を読まなきゃならんのか?と思う人もいるだろうが まあそこは置いといて。著者は 1935年、京都市生まれ。作家。同志社文卒。1969年に太宰治賞。東京工業大学教授、日本ペンクラブ理事などを歴任・・と言われてもなぁ・・本書amazonの紹介には はんなり、もっさり、いけず、しょうもない…。響きは柔らかいけれど、「よそさん」には理解が難しくて恐ろしい、京都人の物言い。繊細でありながらしたたか、そんな京の「批評語」には、相手との「位取り」で負けないための京都人の知恵が詰まっている・だそうで ソフトカバーの方は増補版らしいので少し悩むところ。あたしは京友禅の職人になるべく現場で働いてたので 周りは地元のおっちゃん おばちゃんばかりで多くを学んで8割はわかるのだけど お歳の方の物言いでわからない部分があるので買った本。京都外の人が口を揃えて言うのは 京のイケズ・・だが 本書を読めば こう言われたら ほんまは何考えてるんか? 裏はあらへんのか? どない返せばええんか? どれしたら絶対アカンのか?が良くわかる。ちゃんと読んで頭に入れておかないと役に立たないが。で 相手がどう思て言ってるかわかった時点で イケズ・・でも なるほどな・・でええと思う。個人的には京都で仕事する人や市外から越してきて暮らす人には これで運転免許みたいな試験をすればいいのに・・とすら思う。これがわかってへんだらみんなイケズに見えるからだ。京都のおねーちゃんてみんな舞妓でも芸子でもないんやけど そういう環境でみんな育ってきてるから若い子でも 基本本書のような考え方だと思った方が無難だろう。普通目には東京のおねーちゃんと変わらんのだけど 思考の組み立て方が違う。歳が上になるほど 地場産業の人ほどこの傾向は強くなるので 本書は必読。観光で来られる方は読まんでよろし。京ことばの言語体系の解説本より 実地訓練て感じなので強くお薦めしたい。
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