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予約したけど

2020-05-05 08:16:16 | メンタルヘルス
未だに読めていない 佐々涼子のエンド・オブ・ライフ 本書は集英社の要約によれば
◎著者がこだわり続けてきた「理想の死の迎え方」に、真っ正面から向き合ったノンフィクション。
◎2013年に京都の診療所を訪れてから7年間、寄り添うように見てきた終末医療の現場を感動的に綴る。
だそうだ。佐々氏の前作のエンジェルフライト 国際霊柩送還士買って読んだ。もちろん古本だがw これは第10回開高健ノンフィクション賞を受賞してるそうな。こっちもamazonから要約を引っ張ってくると 
異境の地で亡くなった人は一体どうなるのか――。国境を越えて遺体を故国へ送り届ける仕事が存在する。どんな姿でもいいから一目だけでも最後に会いたいと願う遺族に寄り添い、一刻も早く綺麗な遺体を送り届けたいと奔走する“国際霊柩送還士”。彼らを追い、愛する人を亡くすことの悲しみや、死のあり方を真正面から見つめる異色の感動作。
となる。まあ 腐りかけた遺体をいかに普通にみられるようにするか作業する人たちの話である。どうも佐々氏は死に向き合う作品が多い。このエンジェルフライトは本棚にあるわけだが この次作は(正式には間に一冊おいてるらしいのだが)読んでみたいと思わせる。舞台が京都らしいので その辺も興味あるところだ。まあ親もいい歳だし あたしもサイボーグ化手術をして今は そこそこ元気ではあるが いつ彼岸の人になってもおかしくないので こういうのに目が行くのだろうが。期待して7月まで待つしか無いようである。少ない手持ちで1870円はちょっときつい。で待ってる間に寿岳章子氏の京に暮らすよろこび・・とか京都街なかの暮らしなんかを読み返して ああいいなぁ・・と思い 沢田重隆氏のペン画を見ては うーむ・・とうなったりもしてたが そろそろ新しいものを・・と ちょいと高かったのだが(と言っても送料入れても600円ちょい)寿岳氏の京都大好き・・を買った。しばらくはこれで楽しめそうである。で amazonでエンド・オブ・ライフを見てたら 下の方にあなたにおすすめのタイトルってのが出てくるのだが小林 玖仁男の死ぬなら、京都がいちばんいい・・が出てる。京都本だとなんでも興味があるのだが ちょいと調べてみたら この人 浦和の二木屋って料亭の主人で2015年7月不治の病の「間質性肺炎」に冒されていると診断され、余命は平均で約2年半、長くもっても約5年、という宣告を受けた。突然の難病宣告に恐れおののき、死ぬという現実を見つめ、身辺整理を済ませ、死と向き合い、最期の時を待っていた。しかし、友人の「最期に京都に住めば」というひょんな一言から、大好きな都、京都で最期の時を迎えたいと思い立ち、埼玉の自宅を捨て、京都に引っ越してしまう。京都で人生の最後にやりたいこと、食べたいもの、会いたい人、見たいもの。最期の時のための京都ガイド。という本らしい。聚楽第の跡地に建つマンションで人生の終わりを感じながらの京都観光ガイドなわけで こりゃあかんな・・と思う。あたしも いつ終わるかわからないので 今京都移住を画策して部屋探ししてるわけだが あたしは学生時代に西陣にいたし なりたかったのが手描き友禅の職人 バイトが湯のし屋さん・・という普通の関西人なんで 観光京都なんかにほぼ興味は無いから この本は多分がっかりする内容だろうな・・と想像がつく。お金が潤沢にあつたとしても あたしなら京町家を買って手直ししながら住んだほうがいいよな・・って思うので 金にあかせた人生最後の京都暮らしなんか考えたくもない。あたしが京都に求めるのは市井の人たちの質素な暮らしであり 最後は墓なんかいらんから樹木葬で京都の土になることである。まあ 4月の初めから部屋探しで京都に行く(見たい物件がいくつかあった)予定だったのだが 夜行高速バスは全便運休でゲストハウスも閉ってる。多分不動産屋もだめだろうな・・と思うのでおとなしく東京で全力自粛中である。まあ自粛要請をいいことに堂々と引きこもっても何も言われんのはありがたいが。これを書いている現在 寿岳章子氏も沢田重隆氏も小林 玖仁男氏も既に彼岸の人である。合掌。
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