自分が長生きできないだろうなぁ・・と思うと あの世に縁のある本ばかりが寄ってくるような気がする。旅行は嫌いだが旅は好きだ。で 積んであった図書館の除籍本 佐藤孝子の情け嬉しやお遍路ワールド 歩いて歩いて四国の風になった・・を読んだ。若いころから随分旅をしたが大半はバイクである。土地の空気を感じながらあちこち行けるのは車にはない楽しみである。が山暮らし始めて日常の雑事に追われてその余裕が無くなった。大病をして体力が半減した今となっては すでに山暮らしも無理で 最後は京都で・・と思って部屋を探している。東京はIT系の仕事をするにはいいところである。小さなソフトハウスから始まって大手総合電機メーカーのソフト部門までいって ネットワークまで手を広げようとしてたところで倒れて全部パァになっちゃったが 楽しい仕事人生だった。同僚にも恵まれたし(そのうちの一人は同じマンションのあたしが元住んでた部屋でこたつに憑いてるがw) 同僚に四国の人が多かったし 大きな影響を受けた人もいたわけで 四国って身近な土地である。東北や信州の田舎も好きなのだけど 今行きたいのはお遍路さんである。お遍路さんもバスでささっと回るツアーがいっぱいあるのだけど あたしがやりたいのは歩き遍路 大体2か月弱で結願できるそうな。本書の著者は17年勤めた学校をいきなり辞めて歩き遍路を始めた人。まあ初版が96年なので もう30年近く前の本だが歩きならそんなに大きくは変わってないだろう。死ぬまでにこれだけはやりたい・・というのが歩き遍路である。別にお大師さまを信仰してるわけではないのだが なぜか行かなきゃいかんだろうなぁ・・と思う。子供のころ 奈良に住んでてて 親が休みの度に 和辻哲郎の大和古寺巡礼をガイドに寺巡りをして寺とか神社って大嫌いだったのだが 自分が彼岸に近いと思うと現金なものである。大手術してある程度回復して京都で部屋探しを始めた時に最初に行ったのが 千本の釘抜地蔵さんへお礼のお参りである。釘抜地蔵って通り名で正式には石像寺というのだが 観光寺院ではない小さな地域信仰のお寺である。まあその証拠にお茶のお接待なんかあったりして それも地域の人がお世話してる。お遍路にもお接待という文化があって 歩き遍路は特別扱いされるので余計に歩き遍路がしたい・・というのもある。バスで回ったのでは四国の風になれんじゃないか・・と どこまでもバイク乗りのあたしなのである。
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