日本の住宅は「木造軸組工法」・「2x4工法」・「プレハブ工法」などといった
様々な工法で建築されますが、住宅会社はそれぞれ自分たちのもっとも得意と
する工法で施工するため、「工法」を選ぶことがそのまま「住宅会社」を選ぶ
ことにもつながってきます。
(工法よりもまず先に住宅会社を選ばれる方もいらっしゃるでしょうが・・・)
この「住宅会社」、大きく分けるとご存知の通り
『住宅メーカー』と『地元工務店』
に分けられ、もちろん矢野住建は『地元工務店』に入ります。
あくまでも私の客観的な両者のイメージは、
○住宅メーカー → 派手さがあって常に最先端をいっている
○地元工務店 → 地味でマイペース
という感じなのですが、実際に一般の方々はこの辺をどう思われているので
しょうか?
◆住宅メーカーと地元工務店のイメージ比較
※リクルート「住宅建築に関する意識調査2004」より抜粋
こうして見てみると、
○住宅メーカー → 会社の信頼がある、企画住宅である、デザインがよい、
提案力がある
○地元工務店 → 大工の顔が見える、地域の気候・風土に精通している、
自由設計である、担当者と末永い付合いができる
といったイメージを抱いてるみたいですね。
では、実際にどちらを選んでいる方が多いのでしょうか?
◆工法別着工戸数の推移
※国土交通省「住宅着工統計」より抜粋
着工戸数で断然多いのは、地元工務店が最も得意とする「木造軸組工法」で、
住宅全体のほぼ3分の2のシェアを占め、住宅メーカーが得意とする
「2x4工法」や「プレハブ工法」は住宅全体のわずか3分の1のシェアしかない
のは少し意外に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際に「木造軸組工法」を選ばれた方々の理由についてもリクルートの調査結果
がありますので、参考までに掲載しておきます。
◆木造軸組工法を選んだ理由
※リクルート「住宅建築に関する意識調査2004」より抜粋
今日は「住宅メーカーと地元工務店のイメージ」ということでいろんなデータを
見てもらいながら話をしてきましたが、参考になりましたか?
実際、私は地元工務店で営業を行っている立場なので、お客様方がもたれて
いるこういったイメージは素直に受けとめながら、これからもずっと
『地元工務店』の矢野住建
と、お客様方から声を掛けてもらえるようにがんばっていきたいと思います。
以上、木村でした