矢野住建 Create the ideal

簡単に妥協したくない方へ。理想を創る、宇都宮市の矢野住建ブログです

太陽光発電の設置が終わりました

2008年07月18日 | 注文住宅 トピックス

21日(月)は「海の日」です。
『海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日』
という趣旨らしいですが、しかし、この燃料高騰による「漁業ストライキ」も
あったりして、海洋国日本の繁栄を願う前に燃料の値上がりがストップして
くれることを願いたいものです。。。

さて、先日下野市/K様邸にて太陽光発電の設置工事が行われました。

≪発電容量≫3.67KW  ≪太陽電池モジュール枚数≫24枚

◆これからこの瓦の上に設置をしていきます


◆まずは支持金具を取付けるところの瓦を外していきます

※外すのはもちろん瓦業者の職人さんです

◆瓦が外されているのが分かりますか?


◆外した瓦に金具を通す下穴を加工


◆裏側には防水テープを貼り付けます


◆瓦を外したところには金属のプレートを取付けて


◆先程下穴を開けた瓦を元に戻していきます


◆下穴にはたっぷりコーキングを充填


◆このように支持金具が取付けられます


◆支持金具がすべて取付け終わったところ


◆次に横桟を取付けていきます


◆横桟の取付け終了


◆そしていよいよ太陽電池モジュールの登場

※これで24枚(3.67KW)です

◆この濃い青色の輝きがいかにも「太陽光発電」って感じです

※ちなみに、これ1枚で約14kgあります

◆傷付けないように1枚1枚手で運び


◆横桟の上に仮置きして


◆モジュール同士の結線を行ったら


◆しっかり本固定していきます


◆結線作業を裏側から見ると・・・


◆24枚すべての太陽電池モジュールの設置が終わり


◆これで工事完了です



今回の設置工事は朝9時から始まって夕方4時半位までかかりましたが、
屋根材がスレートや鉄板の場合には「外す」手間がない分、もっと早く工事は
終わります。

参考までに、コチラのお客様の生活環境で3.67KWのシステムを設置した
場合に、月々の電気料金がどれくらい変わるのか事前にシミュレーションを
行ってみたところ、

◇太陽光発電なしの場合の月々の電気代 : 10,000円/月平均
             
◇太陽光発電3.67KWを設置した場合 : 685円/月平均
  ※日射量は日本気象協会の平均データ参照
  ※発電効率:各月の温度による損失を10~20%として算出
  ※電化設備:IH・エコキュート
  ※お客様の節電目標率:10%で設定
  ※発電による売電と使用した分の買電の差額で算出

設定する条件により結果は異なりますが、このように3.67KWの太陽光発電
を設置することで月々の電気代が約700円程度に抑えることができ、
また、年間にすると、

 (10,000-700)円 × 12ヶ月 = 111,600円/年間平均

もの電気代を節約することができます。

このように毎月の光熱費を節約できるのも魅力のひとつですが、もうひとつの
魅力は何といっても「環境保護に貢献できること」です。

太陽光発電は石油などの化石燃料を使わず「太陽の光」だけで発電するので、
石油の消費を抑え、地球温暖化の原因となっているCO2も削減できます。
(別に特別なことをしているわけじゃなくても、ちょっと誇らしい気分
なれちゃいます


弊社では新築工事と一緒の工事でなくても、太陽光発電単独の設置工事
だけでもお引き受けいたしております

「うちの屋根には太陽光発電は設置できるの?」
「うちの屋根には何KWのシステムが設置できるの?」
「月々の電気代はどれくらい安くなるの?」
「設置するのに費用はどれくらいかかるの?」

等々、太陽光発電に関するご質問やご相談・お見積りのご依頼などありましたら
弊社までどうぞお気軽にお問い合わせください。
(たぶん、設置工事費用も他社さんと比べてかなりお安いと思いますので、
是非相見積りしてみてください・・・自信あり


それでは、本日はこの辺で!

木村でした!

IHクッキング教室開催!

2008年07月14日 | 注文住宅 トピックス

昨日7月13日の日曜日、宇都宮市大通り沿いにある「TEPCO ラフォンテ」
内のクッキングスタジオにて、弊社で施工しお引渡しをさせていただいた
OBのお客様とそのご友人の方などをお招きして『IHクッキング教室』
を開催いたしました。

◆会場となりましたクッキングスタジオ

※ガラス張りになっていて廊下からも中の様子を見ることができます



ちなみに今回は、お引渡しをしてから30年が経過する長~いお付き合いの
方から、昨年お引渡しをしてちょうど1年を迎えた方、現在リフォーム工事
真っ最中の方など、合計8組13名の方にご参加をいただき、その中に弊社
スタッフも一緒に加わってとても和気あいあいとした雰囲気でのクッキング
教室でした。

◆皆さんお揃いになったのでいよいよこれから始まりです


◆まずはIHクッキングヒーターの使い方のご説明から




◆次にクッキングスクールの先生がまずお手本を


◆今回つくる献立はこの3品

① 魚のスパイシー揚げ
② 春菊とホタテのヨーグルト和え
③ 小松菜のケーキ

◆4人ずつのグループに分かれていよいよ調理開始です

※ちなみに、このスタジオ内には4台もキッチンがあります





◆コチラはIHを使うのが今回が初めてというご夫婦

※先生から使い方を教わりながらの調理です

◆弊社の中田と矢野も男ながらに調理に参加です




◆手際の良さはさすが奥様方といった感じです


◆調理もいよいよ終盤へ


◆揚げ物も上手く揚がって


◆小松菜のケーキも焼き上がりました


◆盛り付けをして・・・


◆これで完成です


◆時間もちょうど正午となりみんなで楽しく試食です




私も少し分けてもらいましたが、小松菜を使ったケーキが最高ーーーに
旨かったです。。。
(実はケーキに小松菜と聞いた時半分怪しんでました・・・先生スイマセン

◆最後はきれいに後片付けをしてクッキング教室終了です

※皆さんお疲れさまでした


なお参考までに・・・
今回ご参加いただいた方に終了後、IHクッキングヒーターを実際にお使いに
なってみての感想をアンケートしたところ、一番多かった回答が、

◆◇お掃除が簡単でラク◇◆

そして2番目に多かったのが、

◆◇直接火を使わないので安心◇◆

という回答でした。(IHをご検討中の方、参考になりますか?)


これまでお引渡しをしたOBのお客様方がこんな風に一堂に集まる機会って
滅多にないですから、今回のクッキング教室は本当に楽しかったです。
また同時に、お引渡しした後もお誘いするとこうして集まってくれるOBの
お客様は本当に「我が社の宝物」だなぁ~・・・とつくずく感じた次第です。

家づくりという仕事は建ててお引渡しをしたらハイ終わり・・・というものでは
ないですからね。
これからもお客様との”つながり”を大切にしていきたいと思います。


最後に、今回お世話になりました東京電力の皆さま、
本当にありがとうございました。


以上、木村でした!

セルローズファイバーのお話し

2008年07月03日 | 注文住宅 トピックス

またガソリンが値上げしましたね
リッター180円ですよ
これはいくらなんでも高過ぎるーーーっ
8月にはまた更に値上げするような話も聞こえてきてるし、この先ホント
どうなっちゃうんでしょうね・・・
これから出掛ける時は自転車にしようかな・・・
(その前に自転車買わなきゃ・・・

さて、前回のブログや毎月発行しているニュースレターにて少し告知をさせて
いただきましたこの秋発売予定の

セルローズファイバー吹込み断熱工法

を採用した新商品について、早速何件かお問い合わせをいただきました。
誠にありがとうございます。
ということで、今日はこのセルローズファイバーのお話しをしてみようと
思います。

ここ最近、見学会などでお客様とお話ししていても、「断熱材」や「断熱工法」
にこだわられる方がとても増えてきたように思います。

今さら説明の必要もないかもしれませんが、「断熱」の役割を一言でいうと、

外の熱や寒さをシャットアウトして部屋の中の温度のムラを
なくすこと

です。
そして、断熱の性能が良くなると、室内の温度を必要以上に上げたり下げたり
しなくても、ちょっとしたエネルギーで十分快適に過ごすことができるように
なり、その結果、暖房や冷房の使い過ぎを減らして、

◆光熱費の節約 ⇒ 省エネ
◆CO2の削減 ⇒ 地球温暖化防止への貢献

という効果ももたらしてくれます。

冒頭のガソリンの値上がりもそうですが、食料品の値上げや住宅ローンの金利
引き上げなど、これからどんどん家計が苦しくなりそうな状況の中で、
建てた後も無駄なエネルギー(光熱費)を使うことなく、家計にも環境にも
やさしい建物こそが本当の意味で『快適な住まい』だと私は思います。

話が少しそれてしまいましたが、ひと口に「セルローズファイバー」といっても
実は様々な種類があります。

○ 原料がダンボールからできているもの
○ 原料が新聞古紙からできているもの
○ 海外から輸入したもの
○ 沈下防止の接着剤を混ぜた「湿式」のもの
○ 接着剤をつかわない「乾式」のもの

今回弊社で採用する「セルローズファイバー」は、

◇新聞古紙を再利用してできた自然素材100%

で、しかも、

◇沈下防止のため麻の繊維を配合

した『MSグリーンファイバー』というものです。

  


≪従来のセルローズファイバーで施工した場合≫
 
セルローズファイバーは反発力のない綿状の繊維のため、時間が経つと
自重で徐々に沈下し、上部に隙間ができてしまうという問題がありました

≪MSグリーンファイバーで施工した場合≫
 
「麻」の繊維を配合することによりファイバーの荷重を支え、沈下を防止
させることを日本で初めて可能としました

この「MSグリーンファイバー」は接着剤を使用しない「乾式」というところも
ポイントです。
先程、セルローズファイバーにも様々な種類があるといいましたが、沈下防止の
ために接着剤を混合した「湿式」のセルローズファイバーの場合、

① 筋交いやコンセントボックス・配管の裏側まで隙間なく吹き付けることが
  難しく、隙間が出来て断熱欠損を生じてしまう
② 乾燥養生期間が非常に長くかかる
③ 柱など構造材にせっかく乾燥材を使用しているにもかかわらず、わざわざ
  濡らすことになってしまう
④ 施工直後は水分を含み荷重が重たくなっているため、沈下が起きてしまう
  恐れがある(また、振動を与えるとはがれてしまう)
⑤ 現場が汚れやすい

などといった問題点があります。

その点、接着剤を一切使わずに沈下防止に麻の繊維を配合した「MSグリーン
ファイバー」の場合は、上記のような問題点もなく、また、これまで不可能
だった60kg/㎥という高密度施工を、施工方法と吹込み機械の開発により
可能としました。


日本で初めてセルローズファイバーによる乾式での吹込み評定を
「(財)住宅・建築・省エネルギー機構」より取得
※住宅金融公庫割増融資の対象工法です

では、実際に現場でどのような施工をするのかご紹介してみたいと思います。


※上図のように施工する部位によって施工方法が異なります

<1>壁断熱
① 施工前の状態


②シートの貼り付け


③専用機械によるセルローズファイバーの吹込み


④施工完了

※この状態でシートの表面を触ってみるとかなり
パンパンになっているのが分かります

<2>床断熱

※土台・大引の上下にシートを貼り付け、壁の施工と
同様にセルローズファイバーを吹込みます

<3>屋根裏断熱

※屋根の垂木にシートを貼り付け、壁の施工と
同様にセルローズファイバーを吹込みます

<4>天井裏断熱

※2階の天井裏に直接セルローズファイバーを吹き積も
らせていく方法です

<5>防音施工

※上下階の防音効果を高める目的で2階の床裏にも
セルローズファイバーを吹込むことができます


いかがですか?
写真では伝わりにくいかもしれませんが、60kg/㎥という高密度で吹込みが
された状態は、指で押してもつぶれない程かなり”パンパン”な状態です。

ちなみに、この断熱施工はグラスウールのように大工が行うわけではなく、
専門業者の社員による『責任施工』となり、施工完了後は必ず
『施工報告書』をお客様に提出いたします。



ということで今日は少し長くなってしまいましたが、セルローズファイバーの
お話しをしてみました。
ご興味の方にはパンフレットと小さな袋に入ったセルローズファイバーの
サンプルを無料でお送りしておりますので、お気軽にお申し付けください。

←こんな感じのものです


以上、木村でした!