こうの史代 『こっこさん』
設定年代不詳、微妙に昭和の味わいがあっていい感じの作風。
人間誰しも(じゃないかもしれないけれど)
生まれ育った町や時代の風景が原体験として
残っているのではないかと思う。
自分が子どもだった頃育った町(時代)は
舗装道路さえまだ少なくて
砂利道や草っぱらがそこら中に当たり前にあり、
それが世界のすべてだった。
『こっこさん』の設定はそこまで古くはないのだけれど
(ゴミの分別してるしね)
そういう土に匂いや草の匂い
涼しげな風の肌触りを思い出させてくれるのだ。
もちろんそんなノスタルジーばかりが全てなのではなくて
普通の家族が
普通に淡々と(ニワトリは別だけど)生きる幸せというものを
きちんと、丁寧に描いているところが
じわっとしみ込んでくる。
『サザエさん』とか『チビ丸子ちゃん』とか
家族やら小学生やらを題材にした面白いマンガは
いくらでもあるのだろうが
こうの史代の独特の作風は
いずれにも負けない世界観を持っている。
好きになったから言うわけではないけれど
こういうマンガを皆で読めば
世の中もっと平和になるのではないか、と
思ったりもしてしまうのだが。。。
こうの史代 『こっこさん』 宙(おおぞら)出版 724円+税
横浜駅そば地下の丸善にて購入
設定年代不詳、微妙に昭和の味わいがあっていい感じの作風。
人間誰しも(じゃないかもしれないけれど)
生まれ育った町や時代の風景が原体験として
残っているのではないかと思う。
自分が子どもだった頃育った町(時代)は
舗装道路さえまだ少なくて
砂利道や草っぱらがそこら中に当たり前にあり、
それが世界のすべてだった。
『こっこさん』の設定はそこまで古くはないのだけれど
(ゴミの分別してるしね)
そういう土に匂いや草の匂い
涼しげな風の肌触りを思い出させてくれるのだ。
もちろんそんなノスタルジーばかりが全てなのではなくて
普通の家族が
普通に淡々と(ニワトリは別だけど)生きる幸せというものを
きちんと、丁寧に描いているところが
じわっとしみ込んでくる。
『サザエさん』とか『チビ丸子ちゃん』とか
家族やら小学生やらを題材にした面白いマンガは
いくらでもあるのだろうが
こうの史代の独特の作風は
いずれにも負けない世界観を持っている。
好きになったから言うわけではないけれど
こういうマンガを皆で読めば
世の中もっと平和になるのではないか、と
思ったりもしてしまうのだが。。。
こうの史代 『こっこさん』 宙(おおぞら)出版 724円+税
横浜駅そば地下の丸善にて購入
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