工場萌えF 石井哲(写真)×大山顕(文)
出たのは2月だから
ネタとしてはちょっと古いのだけれど。
前作にも増して夜のシーンが増えて
美観が強調されている。
「何度でも、うっとりしよう。」というオビのコピーに
その辺の思い入れが込められているようだ。
燦燦と輝く光に浮かび上がる幾何学的な美しさはもとより
丁寧に付けられた解説の文章には
作者2人の愛情さえ感じられてしまう。
今回の目玉、というか特典は
最後に世界遺産にも登録されているという
ドイツのフェルクリンゲン製鉄所と
デュイスブルク-ノルドパークが納められていることだろう。
こちらは昼の写真のみ。
稼動していない工場だからむしろ「廃墟」と言ったほうがいいのか
さび付いたパイプやら溶鉱炉やらが、なぜか生ナマしい。
前半の美しい夜景と好対照だろう。
前作が結構評判で、流行語大賞にノミネートされたり
工場見学のバスツアーが企画され、大人気となったりと
「工場好き」がそれなりに認知されたというか
人前に出しても恥ずかしくない、くらいの趣味にはなったようだ。
とはいえ、そこは日本のこと、いつまで続くかはわからない。
ドイツの工場は「公園」として管理され
一般に公開されているそうだ。
テーマパーク的な遊びの施設も加えられているようだが
「生活」と切り離さずに考えられているところが
根本的な思想の違いを感じる。
キレイなとこだけ眺めて、写真を撮って帰ってくるなら
工場見学もただの○協ツアーと変わらない。
この写真集シリーズが、ただの観光ガイドブックで
終わらないことを望むばかりである。
『工場萌えF』石井哲(写真)×大山顕(文) 東京書籍 本体¥1,900(税別)
追記
横浜は桜が満開である。
京急沿線の日の出町から黄金町あたりの川沿いが
花見の真っ盛りで、たくさん人が繰り出していた。
確かに、桜は歩道に沿って並んでいるのだが
見る人もみんな歩道にブルーシートを敷いて
酒盛りをしているのには、さすがに驚いた。
お祭りのような出店まで出てるし(それも歩道に)。
多分毎年の恒例なのだろうが、
ちょっと面食らってしまいました。
出たのは2月だから
ネタとしてはちょっと古いのだけれど。
前作にも増して夜のシーンが増えて
美観が強調されている。
「何度でも、うっとりしよう。」というオビのコピーに
その辺の思い入れが込められているようだ。
燦燦と輝く光に浮かび上がる幾何学的な美しさはもとより
丁寧に付けられた解説の文章には
作者2人の愛情さえ感じられてしまう。
今回の目玉、というか特典は
最後に世界遺産にも登録されているという
ドイツのフェルクリンゲン製鉄所と
デュイスブルク-ノルドパークが納められていることだろう。
こちらは昼の写真のみ。
稼動していない工場だからむしろ「廃墟」と言ったほうがいいのか
さび付いたパイプやら溶鉱炉やらが、なぜか生ナマしい。
前半の美しい夜景と好対照だろう。
前作が結構評判で、流行語大賞にノミネートされたり
工場見学のバスツアーが企画され、大人気となったりと
「工場好き」がそれなりに認知されたというか
人前に出しても恥ずかしくない、くらいの趣味にはなったようだ。
とはいえ、そこは日本のこと、いつまで続くかはわからない。
ドイツの工場は「公園」として管理され
一般に公開されているそうだ。
テーマパーク的な遊びの施設も加えられているようだが
「生活」と切り離さずに考えられているところが
根本的な思想の違いを感じる。
キレイなとこだけ眺めて、写真を撮って帰ってくるなら
工場見学もただの○協ツアーと変わらない。
この写真集シリーズが、ただの観光ガイドブックで
終わらないことを望むばかりである。
『工場萌えF』石井哲(写真)×大山顕(文) 東京書籍 本体¥1,900(税別)
追記
横浜は桜が満開である。
京急沿線の日の出町から黄金町あたりの川沿いが
花見の真っ盛りで、たくさん人が繰り出していた。
確かに、桜は歩道に沿って並んでいるのだが
見る人もみんな歩道にブルーシートを敷いて
酒盛りをしているのには、さすがに驚いた。
お祭りのような出店まで出てるし(それも歩道に)。
多分毎年の恒例なのだろうが、
ちょっと面食らってしまいました。
結構、長い間。
さて、あっという間に1ヶ月たちますよ。
で、代々木ですよ。
その前にDVDも出るけど。
ありがとうございます。
お花見ですか。いいですね。
私はいつも目の前に公園があるのに
気が付いたら、花は終わっています。
なんだか自分の人生を
象徴しているようです(笑)・・・