終盤、私の涙腺を刺激し続けてきた、『しゃべれども しゃべれども(佐藤 多佳子著)』であります。
いつぞやNHKの『プロフェッショナル』にて、北海道で書店の経営者を取り上げた回があったのだが、そこで取り上げられた本。アマゾンでは在庫切れだったり、リアル書店では紹介文付きで平積みされていたり。
、、、見つけたところで買えば良いのに、後になってやっぱり欲しくなって(笑)、立場ヨーカドーの書店で最後の一冊をゲット、ちょっと気分が良かったり。
売れない落語家が開いた「喋り方教室」に訪れる、それぞれ悩みを抱えた面々を丁寧に描いた物語。主人公である落語家自身にも悩みや葛藤があって、人を想う優しい心があって、その優しさにホロリとさせられたのであります。
結局、それぞれの悩みが大きく解決はされていないんだけど、いや、それもあってか、読み終わって、その続きを読みたくなるのでした。
、、、でも続きはないので、即読み直し始めたところ。
この穏やかな世界観を映像にすると、どんなになるのかな、と思ったらすでに映画化されていた様子。主演が国分さんで、十河さんを香里奈さんだろうか、、、ま、機会があったら見てみたいもので。
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