2回目読み返し中の『しゃべれどもしゃべれども 』。
娘さんに、この物語のお気に入り度を評して「お父さんがこれまでの読んできた中で五本の指に入る」と口に出していた、、、のだが、じゃ、その5冊は何だろう?と思ったり。
思いつくまま挙げてみて、5冊に収まるのか、やってみよう。
『しゃべれどもしゃべれども 』
淡々と描かれる日常、葛藤が共感できて、目が離せなく終盤でありました。
『読めない遺言書』
主人公視点で進む文章に練り込められた想いが巧みで(私に解りやすく?)、主人公と一体になれたかのように感じられる、不思議な一冊。(但し、男性視点)
『影法師』
著者は、最近とっ散らかった人になっちゃったけど、書かれた文章に罪はあるまい。『永遠のゼロ』も泣かされたけど、こっちの方が作られ過ぎてなくて良かった。
『臨場』
口は悪いが、優秀な検視官の物語。「そんなところから読み取るのか!」と驚愕させられること請け合い。作者の描きたい放題ではあるのだが、緻密でリアリティあり。
『クレイヴデッカー』
重厚な『13階段』も良いのだが、まるで映画を見ているかのように、鮮烈な展開が強烈。ここまでグイグイ引っ張られる作品は初めて。
『クローズドノート』
40オーバーなオッサンが読むには若干苦しい、ファンタジー&恋愛ストーリー。主人公のヌケっぷりにクスッとしつつ、真っ直ぐさにも共感できるところが吉。
、、、と思いつくまま挙げてみると、6冊、惜しい。きっと本棚見れば、「ああ、これもあったか」となりそうだけど、上に挙げたものは強く印象にあるものであるのは確か。
しかし、純文学系がない。(ぼそっ)
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