幸せを破壊

ある出来事が幸せを破壊してしまうことがある。


まったく意図せず、単純な作業が悲劇を引き起こした。


朝から草刈りをしていた。


草刈りといっても鎌で刈るのではなく、草刈り機を使用するのでエンジンの音がうるさく周りの音が聞こえない。


草刈りをし終わったところを見たら、雛が歩いている。


一羽だけ捕獲した。残りは他の草むらかどこかに隠れたのだろう。



しかし、鳥のヒナを捕獲しても育てようがない。


親鳥のスズメが、巣のあったと思える場所で雛を探しているのを見た。


捕獲した雛を、親鳥がいた場所に持っていき、刈り終わった草で日陰を作り放してあげた。

離れて見ていたら、親鳥がやって来て再会したようである。


なんとか生き延びて欲しいものだ。