社会は絶えず夢を見ている | |
クリエーター情報なし | |
朝日出版社 |
読むのに体力がいる本。
久々に脳を使って読んでいる感じがした。
特に第一章を頑張って読んだ。
ラカンが、日本人には精神分析が必要ないといった件、理屈はわかるが、ラカン氏本人の弁に意義あり。
というのは、日本語は天を他に想定していると言うが、そんなもん創造主としての神の存在を信じてる人はもっと精神分析の必要がないじゃないか、と思う。
しかし、日本語の構造についての説明は非常におもしろかった。
「は」は文を超えるとか、明治時代に増えたとか、漫画リタラシーの訳(これは、大澤さん原案ではないらしいが)とか。