2015-0104-man1603
万葉短歌1603 このころの1464
このころの 朝明に聞けば あしひきの
山呼び響め さを鹿鳴くも 大伴家持
1464 万葉短歌1603 ShuD683 2015-0104-man1603
□このころの あさけにきけば あしひきの
やまよびとよめ さをしかなくも
○大伴家持(おほともの やかもち)。原文では「大伴宿祢(すくね)家持」。03-0403歌参照。
【編者注】「大伴宿祢家持鹿鳴(ろくめいの)歌二首」の第2首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第93首。左注に「右二首天平十五年癸未(みづのとひつじ)八月十六日作」。
【訓注】このころの(頃者之)。朝明(あさけ=朝開)。あしひきの(足日木箟)。響め(とよめ=令響)。さを鹿(さをしか=狭尾壮鹿)。