万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1626 秋風の1486

2015年01月26日 | 万葉短歌

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万葉短歌1626 秋風の1486

秋風の 寒きこのころ 下に着む
妹が形見と かつも偲はむ  大伴家持

1486     万葉短歌1626 ShuD714 2015-0126-man1626

あきかぜの さむきこのころ したにきむ
  いもがかたみと かつもしのはむ

大伴家持(おほともの やかもち)=原文は「大伴宿祢家持」。03-0403歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「また、身に着(け)る衣を脱(ぬ)きて家持に贈るに報(こた)ふる歌一首」。「秋相聞」三十首(08-1606~1635)の第21首。左注読下しに、「右の三首は、天平十一年己卯(つちのとう)の秋の九月に往来(わうらい)す。」
【訓注】このころ(此日)。着む(けむ=将服)。妹が形見(いもがかたみ=妹之形見)。偲はむ(しのはむ=思務播武)。