-- 秋相聞(08-1606~1635 三十首) --
万葉短歌1606 君待つと1467
2015-0107-man1606
万葉短歌1606 君待つと1467
君待つと 我が恋ひ居れば 我がやどの
簾動かし 秋の風吹く 額田王
1467 万葉短歌1606 ShuD688 2015-0107-man1606
□きみまつと あがこひをれば わがやどの
すだれうごかし あきのかぜふく
○額田王(ぬかたの おほきみ)=01-0007歌参照。重出歌(下記注)。
【編者注】題詞は「額田王思近江天皇作歌一首」。「秋相聞」三十首(08-1606~1635)の第1首。
【原文】君待跡 吾恋居者 我屋戸乃 簾令動 秋之風吹
【編者注-重出歌】これと次の二歌は、僅かな用字の違いを除けば、04-0488~0489 と全く同一である。集編者の誤りとする説がある中で、依拠本は周到に企てられた処置である、とする。