万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1627 我がやどの1487

2015年01月27日 | 万葉短歌

2015-0127-man1627
万葉短歌1627 我がやどの1487

我がやどの 時じき藤の めづらしく
今も見てしか 妹が笑まひを  大伴家持

1487     万葉短歌1627 ShuD717 2015-0127-man1627

わがやどの ときじきふぢの めづらしく
  いまもみてしか いもがゑまひを

大伴家持(おほともの やかもち)=原文は「大伴宿祢家持」。03-0403歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「大伴宿祢家持、時じき藤の花、并(あは)せて萩の黄葉(もみち)の二つの物を攀(よ)ぢて、坂上大嬢に贈る歌二首」、その第1首。「秋相聞」三十首(08-1606~1635)の第22首。
【訓注】我がやどの(わがやどの=吾屋戸之)。時じき藤(ときじきふぢ=非時藤)。めづらしく(目頬布)。妹が笑まひ(いもがゑまひ=妹之咲容)。